養育費を支払わないと脅してくる元夫
元夫との養育費に関するやりとりです。
「メールの返事をしてこないなら今月の養育費は支払わない」、「お前との離婚で災難続きでお金がないので養育費は支払えない」等連絡がきます。
実際に払い込みがなければ調停離婚のため家裁に連絡をと思い、先方には反論等もしておりませんが支払わないといいながら必ず振り込みがあります。
子どもとの面会時に子どもにお金の話はしないようにと再三伝えているにもかかわらず、「養育費が支払えない」、「お金がない」等毎回話している模様です。
調停において面会時には先方の親戚が立会人として付き添うことが条件となってっており、以前子供が「お金の話をして文句ばかりしか言わないからもう帰りたい」と連絡があり、その際先方の親戚にはお金の話を子供にはしないでほしいということについて理解していだき、した場合には注意をすると返事をいただきましたが、守られていないことが判明。
「養育費を支払わない」の発言、面会時のお金の話をしないということを立会人である親戚に、元夫が送ってきたメールの内容を添えたうえで連絡をすることは法的に問題がないのでしょうか。
一般的には親戚の方に面会や養育費にまつわる詳細をお話しすることはおすすめできません。相手方が自分の好ましくない人格について親戚に知られて関係が悪くなったというような不満感を持つリスクがありますし、今後面会に関して余計に親戚の方の関与か困難になる可能性もあります。
面会にあたっては子の福祉を優先すべきとされていますので、子どもが楽しくないような有害な発言は本来慎むべきで、程度が酷ければ子どもが面会を嫌がることで面会が不能になってもやむなく、相手方の自己責任というべき問題です。直接申し入れをしておさまらなければ、それ以上は仕方ないと割り切り、上記リスクとの兼ね合いで言えば、あえて親戚にまで伝える必要はないのではないかと思います。それに、こうした態度は相手の人格の現れであり、人格を矯正することはできないのですから、圧を加えることで相手に態度を改めさせようというのは、あまり効果的ではないように思います。
よくない状況であるとはいえ、すでに離婚となっているわけですし、養育費が支払われるのであればある程度は不快な発言はスルーしていく方がよろしいかと思います。
面会できなくなれば養育費は支払わない、と言い出す可能性はありますが、調停調書に基づいて給与に執行してしまえば相手方の勤務先から支払いを受けられますので、そこはある程度ドライにいくのも手ではないかと思います。