コンサルティングのクーリングオフについて
当方は個人事業主向けのビジネスコンサルタントをしております。
先ほど数ヶ月前に契約した顧客よりクーリングオフしたい旨の連絡がありました。
すでにその顧客は当方から専門的な情報を手に入れており、
自身の事業の集客に活用しています。そのLINEの履歴や活動を証明できるデータがあります。
ただし今回の契約は書面を交わしておらず口頭での契約でした。
やりとりは基本的にTwitterとLINEでSNSを通じて知り合って
実際に電話をして本人の意向を確認した上でスタートしました。
その代わり契約後一定期間であれば返金を受け付ける旨と、
その事実が記載されたオンライサロン内の投稿があり、本人にも了承済みです。
要求のあった数日前まで普通にレクチャーをしており
突然手のひらを返されたようでショックを受けています。
申し出はLINEでメッセージがきたのみで書面は届いておりません。
こちらから一度電話に出ていただけるようにお願いしても連絡は拒絶されており
返金用の口座情報が送付されました。
この場合クーリングオフは適用されるのでしょうか。
契約書を交わさなかったことに悪意は一切ありません。
当方としては明らかに情報を盗用されたと憤りを感じております。
お手数ですがよろしくお願いします。
1,クーリングオフ制度は事業者間の契約には適用されませんし,対象となる契約も限定されていますので,本件がそもそもクーリングオフ制度の対象になるかは問題になります。仮にクーリングオフ制度の対象になる場合は,法定書面を交付してから○日間というのがクーリングオフ期間ですので,まだ書面を交付されていない以上,相手方のクーリングオフは有効なものになる可能性が高いです。
2,仮にクーリングオフの対象にならない場合でも,契約の解除を主張された場合に,それを争うことは難しいように思います。その場合に,詳しい事実関係が分からないので何ともですが,おそらくは一部返金となる可能性が高いのではないかと思われます。
これまでのやり取りや,コンサルティングの具体的内容等が分からないと,たしかなことは言えませんので,資料をお持ちになって弁護士にご相談されることをおすすめします。