マッチングアプリで知り合った女性との性交について、不同意性交等罪が成立する可能性

マッチングアプリで知り合った成人女性と性交しました。後日、不同意性交等罪に該当する可能性があるのか、客観的な法的評価を伺いたいです。

【事前のやり取り】
・性的な目的や好み、されたら嫌なことについてメッセージでやり取りしていました。
・女性から「会ってみますか?」と提案があり、待ち合わせ方法なども双方で調整しました。
・女性から毛の処理について話があり、ホテルで会うことも含めて話を進めました。
・私は、既婚者であることが嫌なら断ってよい旨を伝えました。

【当日の状況】
・約束した場所で待ち合わせ、直接ラブホテルに行きました。
・私の認識では、性交に至るまで明確な拒否、暴力、脅迫、無理やりの行為はありませんでした。
・コンドームを使用し、性交後は双方シャワーを浴びて解散しました。
・当時、女性が同意していないとは認識していませんでした。

【行為後のやり取り】
・私からお礼を送り、女性からもお礼がありました。

【質問】
・上記の事情を前提に、不同意性交等罪が成立する可能性はありますか。
・事前・事後のメッセージは、同意の有無や当時の私の認識を判断するうえで、どの程度意味がありますか。
・事前にラブホテルで性行為をするやり取りをしていても不意打ちやフリーズになるのでしょうか。

元警察官の弁護士です。

ご相談の事情を前提とする限り、不同意性交等罪が成立する可能性は低いと考えます。

本件では、女性側から面会を提案し、事前に性的な好みや嫌な行為について話し合い、ホテルで会うことも予定していたとのことです。これらは、女性が性交を予測し、自らの意思で面会したことを推認させる事情といえます。

また、性交後に女性からお礼のメッセージが届いている点も、当時の同意の有無や、あなたが同意していると認識したことを判断するうえで、有利な事実となり得ます。

不意打ちやフリーズについても、事前に性交を想定した具体的なやり取りがあり、当日も拒否や異変が認められなかったのであれば、直ちにそのような状態にあったと評価することは困難でしょう。

もっとも、事前の合意があれば必ず適法となるわけではなく、性交時の具体的状況が重要です。
警察実務上も、双方の供述だけでなく、事前・事後のメッセージや当日の客観的事情を総合して判断します。

したがって、ご相談内容に限れば、不同意性交等罪の成立を基礎付ける事情は乏しいと考えます。

藤本先生ありがとうございます。
最終的に「この際とりあえず会ってみますか」と言ったのは女性ですが、その前に今月は◯日なら予定は空いてると提案したのは私ですが問題はないでしょうか。

中には警察官の方はメッセージを確認せずに供述だけで逮捕すると言う先生もいらっしゃるので不安に思っていますが、元警察官の先生の見立てではいかがでしょうか。

警察官も聞き取りだけでなく、可能な限りで相手からも資料提出を求めます。それを提出されない、削除済みですと言い分ベースなので、相手が話を盛ることや事実を歪めて伝えることがあります。
場合によっては家宅捜索や逮捕されるケースもあり得ます。

とはいえ今回のケースは直後にトラブルになっていないですし、その後も不穏な感じはしないので、その可能性は低そうに思います。

藤本先生
最後に一点だけお伺いさせてください。
お礼のメール以降、お互いにやり取りはしてませんが、トラブルはなしと思っていいのでしょうか?
事例等を見ると直後に警察に行く等のメッセージが来た事例を聞くことがあるので。

都合のいいように解釈してるだけかもしれませんが、当日は何もなく解散してますし、相手も30代既婚者なので無闇に警察に相談には行かないかなと思ってます。(警察に行くことで相手も不倫がバレる可能性はあるのかと)