不同意性交等罪に該当する可能性や、警察の捜査に発展する可能性について相談したいです
不同意性交等罪に該当する可能性や、警察の捜査に発展する可能性について相談したいです
マッチングアプリで知り合った成人女性との性行為について、不同意性交等罪に該当する可能性や、相手が警察に相談・被害申告した場合の見通しを、刑事事件の観点からご意見いただきたいです。
1.出会いの経緯・事前のやり取り
相手とはTinderで知り合いました。やり取りの当初から、一般的な恋愛や食事を目的とした出会いではなく、性的な行為を目的とする出会いであることを、双方が認識したうえで話を進めていました。
私から「都合合えばお相手してください」と送ったところ、相手からも「こちらこそ」という返信がありました。その後も、性的な行為を前提とした内容について双方でやり取りし、会う日時や場所などを調整しました。
また、相手からホテルで会うことや現地集合についての話があり、希望するプレイについてもやり取りしていました。私は相手が嫌だと感じることを事前に確認し、既婚者同士であることも踏まえ、気が進まなければ断ってよいという趣旨も伝えていました。
相手は緊張を感じているような発言をしていましたが、その後も会うことを前提にやり取りが続き、具体的な日程や場所の調整も行われました。
2.当日の状況
当日は合意していた場所で待ち合わせ、ホテルに行きました。飲酒や薬物の影響、脅迫、暴行、上下関係などはありませんでした。
私の認識では、相手から明確な拒否や中止の意思表示はなく、無理に性行為をさせた認識もありません。相手が先にシャワーを浴び、ベッドに入るなどし、事前のやり取りに沿う形で性行為に至りました。避妊具を使用し、射精前にも確認しました。
その後は一緒にシャワーを浴びて退室しました。当日、相手が不同意であることを示す言動があったとは認識していません。
3.行為後のやり取り
私からお礼のメッセージを送ったところ、相手からは「こちらこそありがとうございました!頑張ってきてくださいね☺️」と返信がありました。
その後、私が把握している限り、相手から被害を訴えるような連絡や、警察からの連絡はありません。性行為から約3か月が経過しています。
4.相談したいこと
上記の事実関係と、事前・事後のメッセージが保存されていることを前提に、以下についてご意見を伺いたいです。
1. この状況で、不同意性交等罪が成立すると判断される現実的な可能性はどの程度あるでしょうか。
2. 相手が今後、警察に相談または被害申告をした場合、警察が本格的な捜査に進む可能性はどの程度あるでしょうか。
3. 捜査に進んだ場合、任意の事情聴取や書類送検、逮捕に至る可能性をどのように評価されますか。
4. 双方が性的な目的を事前に認識していたこと、相手からの肯定的な返信、相手側からの具体的な日程・場所の調整、行為後のメッセージは、判断においてどの程度重要な証拠となりますか。
安心させるための回答ではなく、刑事事件の実務を踏まえた率直なご意見を希望します。私の説明だけで断定できない部分があることは承知していますので、どの事実が有利・不利に評価されるのかも含めてご回答いただけると助かります。
1. この状況で、不同意性交等罪が成立すると判断される現実的な可能性はどの程度あるでしょうか。
→ 上記の経緯について、警察・検察・裁判所が信用してくれれば、不同意性交罪に問われることはないでしょう。
しかし、相手方から被害申告が出れば重罪なので捜査が始まります。捜索差押取調等です。
しかも同意・不同意というのは1対1の状況ですので、どちらの供述が信用されるかによります。
2. 相手が今後、警察に相談または被害申告をした場合、警察が本格的な捜査に進む可能性はどの程度あるでしょうか。
→ 上記の通りです。
3. 捜査に進んだ場合、任意の事情聴取や書類送検、逮捕に至る可能性をどのように評価されますか。
→ 被害届が出れば捜査が始まります。捜査を受けた場合、統計上は逮捕されるのが6割くらいです。逮捕されない人が4割いるという微妙なところです。
4. 双方が性的な目的を事前に認識していたこと、相手からの肯定的な返信、相手側からの具体的な日程・場所の調整、行為後のメッセージは、判断においてどの程度重要な証拠となりますか。
→ 「相手からホテルで会うことや現地集合についての話があり、希望するプレイ」という前後のメール・メッセージが最重要の証拠になりますから、消さないでください。その日の行動の履歴(鉄道系のカードとか、コンビニのポイントカードとか)を示すものも重要です。
もっとも、女性側が同意を示すメール等を隠して被害申告して、捜査が始まることがあって、その場合には、こちらの端末にあるメール等が押収されてしまい、弁解に使いづらくなることもありますから、警戒してください。
ご返信ありがとうございます。
事前にラブホテルで聖行為をする前提で待ち合わせ時間や場所の調整もしており、8類型のどれにも該当しないと認識はしているのですが、それでも被害申告のみで逮捕までされるケースでしょうか?
お互いに個人情報を知らないので、アプリから特定作業が入るかと思いますが、それでもアプリ上のやり取りを無視して捜査する可能性はあるのでしょうか?
被害者の供述が信用できると判断されれば、必要な捜査を受けると考えてください。
出会い系サイト利用の児童買春行為の、代金不払いの事案で、110番通報されて、強制性交罪で逮捕された事件(結果 児童買春罪で罰金)、
ライン等で被疑者宅で会う約束をして、平穏な性的行為が全部撮影されていたのに、後日強姦容疑で逮捕された事件(起訴猶予)
などがありました。
性行為目的で会う前提からやり取りを始めて、お互いに性行為前提で会う調整までして、当日拒否等もなく、お礼のメールがあったにもかかわらず無視されて捜査の可能性はあるんですね。
事前事後のやり取りは同意の証拠になると記事で見ることもありますが、そうならないこともあるんですね。
岡村先生
先生の話からすると事前事後のやり取りがあっても相手が嘘をついた供述だけでも捜査される可能性が高いと言う理解でよろしいでしょうか?
奥村先生でした、大変失礼いたしました。