投資詐欺だと思っています。

8月31日近野明菜(本名:金崎青美)から濃緑色の翡翠の勾玉(35万円)を購入すれば、20日後に約500万円くらいとなるので、そこで競売にかけると説明を受けた。生活が豊かになると購入を勧められる。
宝石収集コレクターのグループの高島誠を紹介される。
このグループの管理人が親友の多田雅莉が管理人をしているグループに入りる。
9月1日多田雅莉(本名:星野優菜)に翡翠の勾玉をネットバンキングで35万で購入するということで送金。
入金口座:ゆうちょ銀行五二八支店(支店番号:528)、普通口座、口座番号:1157570、口座名義人:ヒツダ ケイコ
9月3日高島誠から9月4日にかけて今の宝石収集グループを一旦解散する旨を告げられ、新しい内部グループに
入るよう勧められる(内部グループでは優先的に価値のある情報を共有するため、より早い段階で新しい情報を
あられるとし、今後の発展のために力を貸してほしいと説得されるが、内部グループに入るには濃緑色に翡翠勾玉を
5個購入する必要があると言われる。しかし、明菜からよろしく頼むと初めて頼まれたので、1個購入すれば、5個購入
したとして同じグループに入ることができると言われる
9月4日発送するための梱包の動画を送信される。
同日、新しいグループにはいるため、もう1個購入するとこにする。
9月5日税関で税額を14万円に必要となると言われる。
9月5日高島誠からあなたを信頼しているからお招きをしていることと明菜からよろしく頼むと初めて頼まれたと強調。
9月6日濃緑色の翡翠の勾玉(35万円)分を送金。
入金口座:みずほ銀行北九州支店(支店番号:611)、口座番号:1276216、口座名義人:カジタニヒロキ
9月7日多田雅莉(本名:星野優菜)に2個分の税金を納めればいいといわれ、28万円を送金。
入金口座:ゆうちょ銀行七四八(支店番号:748)、口座番号:9001393、口座名義人:ミスミトシエ
9月12日濃緑色の翡翠勾玉が1個あたり28,000(日本円で約441万円)と報告を受ける。
また、競売会社に支払う金額705,600円なると説明を受ける。
9月21日近野明菜から資金が用意できなければオークションと説明を受ける。資金の用意が出来たら、オークションの手配を手伝うといわれる。

ご懸念のとおり、詐欺である可能性が高いと思われます。
追加の支払要求をされたも応じず、今までの支払金額の返還請求を検討されたほうがよいでしょう。

支払金額の返還請求をしたいのですが、依頼はできますか?

気になった法律事務所があれば問い合わせるとよいでしょう。
受任可否は別途検討しますが、弊所でもこの分野の法律問題を取り扱っております。

投資・物品購入を装った詐欺である可能性がかなり高い事案だと思います。不自然なのは、35万円で購入した翡翠の勾玉がわずか20日程度で約500万円になるとの説明がされ、その後も「内部グループに入るための追加購入」「税金」「競売会社への費用」など、次々と新たな名目で金銭を要求されている点です。

あと、振込先です。9月1日の35万円は「ヒツダ ケイコ」、9月6日の35万円は「カジタニ ヒロキ」、9月7日の28万円は「ミスミ トシエ」と、説明に登場する近野明菜、多田雅莉、高島誠とは異なる第三者名義の口座へ送金されています。極めて不自然です。詐欺グループが他人名義の口座を入手し、犯罪収益の受取口座として利用している可能性も考える必要があります。

まず、振込先となった各金融機関に詐欺被害の可能性を連絡するとともに、警察へ被害申告をすることをお勧めします。民事上の対応としては、弁護士会照会等を利用して、各振込先口座について調査することも考えられます。口座名義人が詐欺グループに自己の銀行口座を譲渡・提供するなどしていた場合には、その具体的事情によっては、口座名義人自身に対する損害賠償請求を検討できる場合もあります。ただし、「振込先口座の名義人である」というだけで当然に全額の賠償責任が認められるわけではなく、その人物がどのような経緯で口座を提供したのか等の立証が問題になります

他方、詐欺を実行している本体については、「近野明菜(本名:金崎青美)」「多田雅莉(本名:星野優菜)」「高島誠」という氏名が本当に本人の氏名なのかが重要です。SNS上で相手方が名乗っているだけであれば、偽名である可能性があります。逆に、住所・電話番号その他の資料から本名であることを確認できているのであれば、本人を特定して損害賠償請求や仮差押え等を検討できる可能性があります。したがって、まず確認したいのは、「本名がなぜ分かったのか」です。

LINE・SNSのアカウント、相手から送られてきた写真・動画、翡翠の写真、送り状、電話番号、振込記録、グループ内のやり取り、相手方から送られてきた書類等は削除せず、すべて保存してください。本件では、①これ以上送金しない、②金融機関と警察へ直ちに被害申告する、③振込先口座を調査する、④実行者の本名・住所を特定できる資料があるか確認する、という順番で対応するのがよいと思います。