入居延期による追加費用を仲介業者に請求できるか?
下記の状況で、仲介業者に対して、入居延期によって発生する追加費用を損害賠償として請求できる見込みがあるのか、ご相談したいです。
【物件・契約状況】
・9月27日入居予定の賃貸物件(前入居者の退去日は9月7日)
・入居申込み後、審査を通過
・現在、賃貸借契約はまだ締結しておらず、重要事項説明も未実施
・仲介手数料については、契約前ですが「預り金」として既に支払い済み
【入居延期までの経緯】
・9月10日:仲介業者に確認したところ、9月27日の入居予定が遅れる見込みはないとの説明を受けた
・9月15日:仲介業者から、9月27日の完成・入居を前提として、重要事項説明の日程等を調整したい旨の連絡を受けた
・9月18日夜:設備工事の遅れ(不足設備の納入遅れ)が原因で、完成予定が10月7日に延期され、最短でも10月8日頃の入居になるとの連絡を初めて受けた
【現在の住居について】
9月10日時点で新居への入居が予定どおり進むとの認識だったため、現在の住居について9月30日での退去を確定させました。
しかし、現在の住居は退去日の延長ができず、9月30日に退去する必要があります。
またシルバーウィークを挟んだため、引っ越しの再調整などが遅れ、調整自体も日程的に厳しい状態です
そのため、新居への入居までの約1週間について、
・ホテル宿泊費
・引越し荷物の一時預かり費用
の追加費用が発生する見込みです。
【相談したい点】
今回の入居延期について、仲介業者に対して、上記の追加費用を損害賠償等として請求できる可能性はあるでしょうか。
入居予定日が延期されたことで、ホテル代や荷物保管料、引越し変更費用などの追加負担が生じた場合、仲介業者や貸主・管理会社に対して補償を求める余地はあります。
特に、9月10日の時点で「9月27日の入居に遅れはない」と説明を受け、その説明を前提に旧居の9月30日退去を確定したのであれば、その後の延期によって発生した費用について、説明義務違反等を理由に負担を求めることは考えられます。
もっとも、実際に法的責任が認められるかは、延期の原因、仲介業者が当時どこまで状況を把握していたか、契約締結前であったことなどによって変わります。また、ホテル代等の損害額が数万円から十数万円程度であれば、弁護士に依頼して訴訟等を行うと費用倒れになる可能性もあります。
そのため、まずはメールやLINE等の記録、追加費用の領収書等を保存したうえで、ご自身で仲介業者に対し、貸主・管理会社も含めて実費相当額の補償を求めて交渉するのが現実的です。