取締役の不適切な行動への対策と今後の対処法について相談

主人は二代目になります。先代が亡くなった途端に古参の取締役が
今まで以上に社長である主人を蔑ろにし、経費を使いたい放題
可愛がっている社員を業務担当でもないのに出張させて
ゴルフや、飲食したりと勝手な行動を取り続けています。

また、社長へのリスペクトのない言動も酷く
解雇と言いたいくらいですが、特殊な仕事の為
投げ出されて辞めるというのは、できれば防ぎたいので
自分から辞めると言い出して 決まった仕事を投げ出されるのも
困るし、主人も私も疲れ切ってしまっています。

今後へ向けて何か良い方法や、プランを教えて欲しいと
切に願います。

ご主人が会社を引き継いだ直後に、古参取締役による無断の出張や経費使用、社長の指示に従わない言動等が続いているとのことで、非常に難しい状況かと思います。

まず、取締役である以上、会社に対して善管注意義務・忠実義務を負っており、会社経費の私的使用などが確認できれば、会社から返還や損害賠償を求められる可能性があります。 また、内容や程度によっては、将来的な解任を検討する事情にもなり得ます。

もっとも、現時点では「辞めさせたい」のではなく、特殊な業務を引き続き担当してもらう必要があるとのことですので、直ちに解任や損害賠償請求に進むことが最善とは限りません。

まずは、過去の経費精算、出張記録、メール等の資料を整理し、問題となる行為を客観的に把握することが重要です。その上で、出張や一定額以上の経費について事前承認を必要とするなど、社内の決裁ルールを明確にし、今後同じ問題が起きない体制を作ることが考えられます。

その後、必要に応じて本人との面談を行い、取締役として求められる職務や今後遵守すべきルールを明確にした上で、業務を継続してもらう方向で調整するのが現実的だと思います。

同時に、その方にしかできない業務があること自体が会社にとって大きなリスクですので、引継ぎやマニュアル化、後任者の育成も並行して進めるべきでしょう。

なお、取締役の解任や報酬、従業員としての地位の有無、過去の経費についてどこまで責任追及できるかは、定款・登記・株主構成・雇用契約・経費資料等によって結論が変わります。

特に今回は、相手との関係を完全に切るのではなく、当面は業務を継続させながら会社側の主導権を取り戻す必要があるため、対応の順序が重要な案件です。

一度資料を確認した上で、どこまで問題点を指摘するか、どの段階で弁護士を交渉窓口にするかも含めて、具体的な対応方針を弁護士とともに検討されることをお勧めします。