知人に対する貸付金(1000万円以上)の回収および法的手続きについて

知人から繰り返し金銭を無心され1000万円以上を渡したが、4年間一切返済がなく「最初から返す意思のない詐欺」ではないかと疑っています。今後の刑事告訴・民事上の回収・法的措置を考えてるがどうするのがよいのかがわからない。
​1. トラブルの主な経緯
​2019年8月: 200万円の投資詐欺に遭う。配当なく一切連絡途絶えた。1年後の2020年8月に配当の話をしたらこちら騙されたと言われた。このときは泣き寝入りと思って諦めてた。
2022年7月:前回の200万回収のためにさらに200万円を出してほしい言われ返ってくるならと思い追加で200万渡してしまった。結局配当はなく「そんな話はしていない」と言われた。
​その後の返済・追加要求のループ:
​この4年間返済が進むならと思い入金してしまった。都度返済できるのか等聞いてたがお金がないと返済もできない必ず返済はするところ言われ納得してしまい「FXの資金」「メルカリ等の資金」などの名目で都度お金を無心され、早く回収したい一心で1000万円以上を渡してしまったが、一切返済されていない。
​直近の状況:
​150万渡している状況で、「再来月に50万円返せるから、50万円入金してほしい。今厳しい状況で自己破産を考えてる。」と言われた。
​こちらが「手元に20万円しかなく生活費もあり無理だ」と伝えたところ、「それでも20万円入金してほしい」と要求され、生活破綻しそうで意味が分からない。
​2. こちらで用意できるもの
​銀行の振込送金履歴
​相手とのLINEのメッセージ履歴
相手の電話番号、免許証
​3. 弁護士に相談・質問したいこと
​・この経緯は「貸金」ではなく「詐欺(あるいは準詐欺)」に該当する可能性が高いか。
​・警察への刑事告訴(詐欺罪)と、民事での返還請求(および財産の差押え等)は並行して進めるべきか。
​・すでにこれ以上出せるお金がない状態だが、今すぐ相手に対してどのようなアクションを起こすべきか。
・一括での返済は不可と分かってるので、分割返済させる手段(泣き寝入りはしたくない)

この経緯は「貸金」ではなく「詐欺(あるいは準詐欺)」に該当する可能性が高いか。
⇒二人の間の関係や,全体としてのLINEの経緯を確認した上で,「返還する意思がないのにあるように装った」と認められるか否かの検討がされることになると思います。特に二回目以降のやりとりがどのようになっているかがポイントです。最後が詐取と推認できるので,遡ってという形がとれる場合もあります。詐取する方であれば,1回目より後半の方が言葉が適当(だませるのが前提)になってきてることが多いです。具体的な話となりますので,お近くの弁護士の方に相談されるのがよいと思います。

警察への刑事告訴(詐欺罪)と、民事での返還請求(および財産の差押え等)は並行して進めるべきか。
⇒どちらもありだとは思いますが,相談者がどちらに重きをおいているか,前段の結果,詐欺での立件が可能そうかどうかもポイントになります。当事者ではなく,弁護士から通知がされることで,一定の返済の意思が示され,実行されることもあります。このような手段を講じることも検討されるとよいようにも思います。

すでにこれ以上出せるお金がない状態だが、今すぐ相手に対してどのようなアクションを起こすべきか。
⇒渡したところで戻ってくることはありません。取り戻さないといけない額が増えるだけです。50万円が必要なはずなのに20万円でいいということ自体,疑わしいものであることがはっきりしています。どのように相手から金銭を回収するか,できない場合は刑事告訴するかを検討した方がよいと思います。

一括での返済は不可と分かってるので、分割返済させる手段(泣き寝入りはしたくない)
⇒債務名義という形をとり,いざというときに差押えができる準備をしておくことが大事です。ちなみに,破産をしても詐欺である場合には,免責の対象にはなりません。
判決,和解調書,公正証書など事案に応じた形で進めるのがよいと思います。

詐欺である可能性も考えられるかと思われます。まず,今後お金は一切渡さないようにすることが最優先でしょう。相手にお金を渡したとしても,返済される可能性はほぼないと思われますので,被害が増える一方となります。

貸金として返済を求めるにせよ,詐欺として損害賠償請求をするにせよ,ご自身で対応されることは困難かと思われますので,弁護士に個別に相談の上で対応されると良いかと思われます。