ゲーム制作で昔話をモチーフにすることは著作権的にセーフかどうか

ゲームクリエイターとして活動している者です。

昔話をモチーフとしたストーリー攻略ゲームを制作し、Robloxというゲームプラットフォームに公開しようと思っている(制作自体はまだしていない)のですが、書籍に実際に記載してあるストーリーそのまま使うとアウトになると聞いたのでストーリーをそのまま引用?するのではなく、それを参考にしたストーリーのゲームの場合著作権的にアウトなのかがわからず、教えていただければ幸いです。

【例】
桃太郎
猿・犬・雉を仲間にするためにミニゲームをする→仲間にした後、武器を購入するためにコインを使用(こちらも同様ミニゲームで獲得)→鬼を次々と倒していき、ボス戦でボスを倒したら攻略成功
このようにストーリーそのままを転用は絶対にせずモチーフにした場合です。

既存の書籍に実際記載されている「表現」をそのまま盗用するなどすれば、それは著作権侵害になる可能性がありますが、その表現を使用しない(類似も含めて)のであれば基本的に大きな問題は生じないかと思います。

著作権が守るのは「アイデア」ではなく「具体的な表現」であり、昔話の大筋や設定の骨子だけを使うのは、一般にアイデア利用の範囲です。
一方で、特定の作品の文章をそのまま使うことはもちろん、表現の選び方や展開が「その作品の本質的特徴を直接感得できる」レベルだと、翻案や二次的著作物の問題が出ますのでこの点はご留意ください。

桃太郎の昔話をモチーフにして、独自のゲームを制作することは、基本的には著作権上問題ありません。

「桃から生まれた桃太郎が、犬・猿・雉を仲間にして鬼ヶ島へ行き、鬼を退治する」という物語の大筋や設定は、古くから伝わる昔話であり、現在、特定の者が著作権を独占しているものではありません。また、物語のアイデアや基本設定自体は、原則として著作権の保護対象ではありません。

例えば、楠山正雄の「桃太郎」や巌谷小波編の古い桃太郎作品など、著作権の保護期間が終了していることが確認できる文章もあります。

したがって、ご質問のように、ミニゲームで犬・猿・雉を仲間にする、コインで武器を購入する、鬼を倒してボス戦に進むといった独自のゲーム内容を加えるのであれば、通常は著作権侵害にはなりません。

ただし、現在販売されている特定の絵本、漫画、アニメ、ゲームなどの文章、台詞、イラスト、キャラクターデザイン、独自の設定やエピソードをそのまま使用したり、よく似せたりすることは避ける必要があります。桃太郎の昔話が自由に使えることと、現代の作品に新たに加えられた表現まで自由に使えることは別だからです。