約1年前からの内定(通知書あり)を卒業直前に取り消された件についての損害賠償の可否
専門学校在学中、卒業の約1年前の時点で企業から内定をいただき、内定通知書も受領していました。
その後は当該企業への入社を前提に就職活動を行わず、準備を進めていました。
しかし卒業の約1週間前になって、「ポジションが合わない」という理由で口頭のみで内定を取り消されました。書面での取消通知はありません。
あまりにも直前であったため、他の就職先を探す余地はなく、新卒としての就職機会を失いました。その後はやむを得ず派遣会社に入社し、転職や業務委託という形でキャリアを繋いできましたが、現在正社員就職を目指す中で経歴が不利に働いていると感じています。
正直なところ、1年前から内定をいただいていたにも関わらず、直前で一方的に取り消されたことについて、いまだに納得ができていません。あの内定取消がなければ、より順当な形で実務経験を積み、デザイナーとしてのキャリアも違ったものになっていたのではないかと感じています。
弁護士にも相談しましたが、取消が口頭であったため証拠面で難しいとの見解でした。ただし、内定通知書自体は受領しており、当時専門学校へ提出しているため、現在は手元にないものの学校側に保管されている可能性があります。
このような状況でも、企業に対して何らかの責任を問うことは可能でしょうか。
内定通知書のコピー等データはお手元にないでしょうか。
また、取消しが口頭で行われていた場合でも、その時点で証拠がないと諦めるのは早計で、その後の動きにより内定取消しの事実を書面証拠化することは可能でした。
仮にその証拠がない場合でも、内定取消しを問題として紛争化することは可能です。内定取消し後できるだけ時間が経過していない方がよりリカバーしやすいのは間違いないことですが。
まず、労働審判等において、現在その内定を出した会社において勤務していない状況を示し、内定取消しされた旨主張します。これに対して、会社は有効な反論ができないでしょうから(例えば匿名デザイナーさんが自ら内定辞退した等の主張ですが事実がない以上その証拠は出せない)、やはり内定が取消されたからこそ、そこ(会社)にいないとの事実が認められていくことになるでしょう。
それでも、事前に内定取消しの証拠は手にしておきたいところですが。
お世話になっております。
ご丁寧なご回答ありがとうございます。
内定通知書についてですが、当時専門学校へ提出しており、現在手元にはございません。ただ、学校側に保管されている可能性があるため、現在確認を進めているところです。
また、内定取消しについては口頭での連絡であったため、その時点で録音や書面化はできておりませんでした。ただ、その後のやり取りや当時の状況については、可能な範囲で整理・記録していきたいと考えております。
ご指摘いただいた通り、証拠が完全でなくても紛争化自体は可能であるとの点について、大変参考になりました。
そのうえで、今後の進め方についてお伺いしたいのですが、
・専門学校に保管されている可能性のある内定通知書の写しが取得できた場合、どの程度有効な証拠となるか
・仮に内定取消しそのものの直接証拠が弱い場合、どのような資料を優先的に収集すべきか
・労働審判を視野に入れた場合、現時点から準備しておくべきこと(時系列整理や証拠のまとめ方など)
について、もう少し具体的にご教示いただくことは可能でしょうか。
何卒よろしくお願いいたします。
結局匿名デザイナーさんが何を求めているかによるのかと思います。
賠償請求希望ということであれば、内定通知書の写しがあることで証拠は万全、相手は証拠があるのでその点は争えず、お金を払うしかないかとなり、その意味で心理的圧力を加えるためのネタに使える。
もし相手が任意に払わないということであれば労働審判や訴訟ということになり、その際に内定があったことの証拠として提出するということで、証拠として利用できる意味があるということになる。
相手方の反応によりこちらの対応、準備する書面も変わるので、現時点でこれというものは特に挙げられませんが、おっしゃるように事実関係を時系列で整理しつつ、会社とのファーストコンタクトのきっかけとなった求人募集票等の資料は最低限しっかり確保しておくことでしょう。
ただ、労働審判、訴訟となると、代理人なしでの戦いはやはり厳しいとは思います。