上司の虚偽報告で昇進見送り、法的対応策を教えてください

私は、とある企業で管理職をしております。この度、上司に相当する執行役員が、経費に不正があるのではないかとの指摘を私に対して行いました。しかし、身に覚えはなく、不正はないものと考えており、私自らコンプライアンス部門に問い合わせと調査を依頼しました。その後、正式にコンプライアンス違反に該当しない旨連絡を受けました。

一方、当該上司は私の不正があるものと考え、昨年来、複数の役員に対して私の不正を報告(広めている)していることがわかりました。また、弊社で最近、昇進が発表があり、私もその内示をうけていましたが、当該上司が人事部に掛け合い昇進が見送りとなりました。懇意にしている取締役は、人事部長に対し、嫌疑が晴れたのだから昇進させるのが筋なのではないか?と問い合わせを行いましたが、嫌疑がかけられた時点で昇進させるには素質が足らない(わきが甘い)という返答が人事部からございました(当該上司が改めて人事部に釘をさした形跡あり)

現在、本件について、上司の行動を不信に思い、人事部の窓口を通じて会社に報告を行い、調査を行っている旨連絡がありましたが、私個人としても弁護士に相談すべきというアドバイスを同僚からうけ、投稿させていただきました。是非、専門家のアドバイスをいただき、対応を検討したいと考えております。

当該執行役員に対して、虚偽の情報を会社内に流布したことによる名誉毀損(精神的攻撃)態様のパワハラ等として、民法上の不法行為として損害賠償請求を行うことは考えられます。
他方で、会社から昇進を見送られたという点は、昇進の決定が、原則として会社側の人事権に基づく裁量が認められていることから、違法性を主張できるかは否かは要検討という部分があります。
会社側の昇進見送りの決定が、差別的な取り扱いといえる場合、社内規則等の基準・手続等に違反する場合、社会通念上著しく妥当性を欠く場合等には、裁量の範囲外と判断され、損害賠償等が認められる可能性が考えられます。

上記踏まえ、具体的に何らかの主張・請求を考える場合には詳細な情報をご用意の上で、弁護士に相談することが望ましいと思料します。