未修繕箇所の修繕費を支払うべきか
修繕費を払うべきか、払わなくても済むか、ご相談です。
車でブロック壁を軽くこすり、修繕の見積書が届きました。
内容は、「塗料調節によるブロックタッチアップ補修工事」に約2万円です。
修繕前後の写真も添付されていましたが、修繕後の写真は小さくピントが悪くよく見えませんでした。
現場で確認すると、修繕前の写真と全く同じで、車の塗料も残ったままです。
「見積書」であり「実費」ではないので、請求額を支払うべきとは思うものの、
虚偽の修繕後写真を添付しているということは今後修繕のつもりはないということかなと思い、詐欺の様に感じ払いたくありません。
支払わなければならないでしょうか。
よろしくお願いします。
回答いたします。※弁護士により見解は異なる可能性があります。
状況が把握できていないかもしれませんが、見積書を受け取ったということですし、これから修繕がなされるのではないでしょうか。
ご心配ならば、修繕し、それを確認してから支払う旨を相手に伝えればよろしいかと思います。
車でブロック壁をこすって損傷させたのであれば、原則として、損傷の修繕に必要かつ相当な範囲の費用については賠償義務が生じます。損害賠償は、必ずしも実際に修繕工事を完了していなければ請求できないものではなく、見積書に基づいて修繕相当額を請求されること自体はあり得ます。そのため、「まだ修繕していない」「修繕後写真が不鮮明である」というだけで、直ちに支払義務がないとはいえません。他方で、修繕済みであるかのような写真が添付されているにもかかわらず、現地では修繕前と変わらないように見えるのであれば、工事実施の有無や請求内容について確認を求めること自体は可能です。
金額が約2万円で、損傷自体に心当たりがあるのであれば、争うコストとの兼ね合いもあるかと思われます。示談書を取り交わさずに修理費を支払う場合でも、「本件ブロック壁接触事故に関する修繕費として支払い、これをもって本件について一切解決する」ことについて何らかの記録を残しておくことをお勧めいたします。