夫の不貞行為に対する慰謝料請求の可能性について

職場の既婚子持ちの女性と私の夫の不貞事案。私の不在時に、夫が相手女性を自宅へ連れ込んでいたLINEのトーク履歴を夫のiPadから発見し保存しています。
決定的な証拠と想定されるとものとしては、私の不在時深夜2時半過ぎに夫が「会いたい」「xxと寝たい」などと送り相手が同意。夫が詳細な自宅住所を送り、深夜3時に相手が「ついた」と実況。約1時間半後の4時20分に夫から「きてくれてすごく嬉しかった」と滞在への明確なお礼があるものです。
また、前後には勤務時間中に甘いやり取りを重ね、帰宅時にはお互いLINEを消去するよう指示し合う履歴や、お互いの家族不在時に次に会う約束を取り付けているやりとりもあります。
ホテル等の写真はありませんが、深夜に既婚者宅の住所を送らせて訪問し1時間半滞在していることがわかるやりとりなどの証拠は、慰謝料要求の余地がどのくらいありますでしょうか?

ご質問に回答いたします。

慰藉料請求自体は、証拠の有無にかかわらず可能ですが、
問題は、その請求が認められる可能性ということになるかと思います。
そのためには、ご記載のとおり証拠が重要になります。
(相手が不貞行為を認めれば証拠がなくてもいいですが。)

ご記載の内容から判断する限り、LINEのトーク履歴は不貞行為の証拠になる可能性はありそうです。
気になる点は、相手女性のご自宅での滞在時間が短いことです。
深夜3時に着いたと連絡が来たということは、その後に自宅に入り、
深夜4時20分にLINEで連絡しているということは、それより前に自宅から出たということでしょうから、ご自宅滞在は、1時間程度ということになるかと思います。
また、ご記載の内容だけでは、そもそも、ご自宅の中に入ったかもわかりません。
(「ご自宅の外で立ち話をした。」というような反論があった場合に、それに再反論できるかは、そのほかのLINEの内容によるかもしれません。)

ご質問に対する回答は以上ですが、可能であれば、ご依頼になるかは別にして、お近くの弁護士に直接相談されて、お手元のLINEのトーク履歴を見てもらって、今後の対応についてアドバイスを求めることをおすすめいたします。
ご参考にしていただけますと幸いです。

ご記載のLINE履歴は、不貞慰謝料請求を検討するうえで、相当程度有力な証拠になり得ると思われます。
深夜に「会いたい」「寝たい」といった性的関係をうかがわせるやり取りがあり、その後、自宅住所を送って相手女性が深夜に到着し、約1時間半滞在したこと、さらに訪問後に夫から感謝のメッセージが送られているという流れであれば、性交渉又はこれに準ずる親密な関係を推認する事情として主張できる可能性があります。また、勤務時間中の親密なやり取り、LINEを消去するよう指示し合っていること、家族不在時に会う約束をしていることなども、不貞関係を隠そうとしていた事情として、相手方の認識や悪質性を基礎づける資料になり得ます。もっとも、相手方が「会っただけ」「性交渉はない」と争う可能性はあります。その場合には、LINEの前後の文脈、日時、滞在時間、他の約束の履歴、夫の自認の有無などを総合して立証を試みることになります。
慰謝料額は、不貞期間・回数、夫婦関係への影響、離婚・別居の有無、発覚後の対応などによって変わります。相手女性に対して慰謝料請求を行う余地はあると思われますので、LINE履歴を日時・相手方表示・前後の文脈が分かるように整理しつつ、弁護士への相談を検討した方がよいように思われます。