海外居住売主との不動産売買に関する違約時の見通しについてのご相談

国際案件(特に不動産取引)に強い弁護士の先生を探しており、ご相談させていただきました。

【事案の概要】
・買主:私(日本在住)
・売主:外国籍(海外在住)
・物件所在地:大阪

上記不動産について売買契約を締結しております。
しかしながら、売主が引渡し前に海外にて逮捕・拘束されたことにより、本人確認手続きが行えず、結果として未了のまま引渡し期限が過ぎております。

現在は、引渡し時期の延期に関する覚書の締結を検討している段階です。

【ご相談事項】
本件において、延期ではなく契約違反(違約)として対応した場合の見通しについてご教示いただきたく存じます。

特に以下の点についてお伺いしたいです。
1.裁判(日本または海外)に要する期間の目安
2.想定される費用(弁護士費用・実費等)
3.勝訴可能性の見立て
4.違約金・損害賠償金の回収可能性(実際に回収できる割合の見通し)

なお、売主については現時点で有罪判決は確定しておらず、拘束されている状況です。

また、当方の仲介会社側の弁護士からは、本件は国際案件となるため、別途国際対応可能な弁護士へ依頼する必要がある旨の助言を受けております。

契約の内容次第ではありますが、一般的な内容を前提としてご回答させていただきます。
本件の場合、相手方が海外在住ということで日本国内で送達を行うことができないため、所在国によっては送達自体がそもそも数か月~1年程度かかる場合があります。
通常弁護士費用は、本件が紛争解決案件となりますので、請求額に応じて着手金・報酬が決まります(通常は各10~20%程度)。
単純に債務不履行状態に陥っているのであれば、送達さえ完了できれば基本的に解除+売買代金返還(契約によっては違約金も)が認められる可能性が高いと思われますが、勝訴判決を得た後に、相手方が任意に支払わない場合は、「日本国内」の財産に対して強制執行をかける必要があり、本件不動産以外に財産がなければ執行可能性は低いように思われます。