配偶者の不倫に関する誓約書(公正証書)の違約金の適正額と有効性について
配偶者の不倫が発覚し、現在別居中です。
結婚から約5ヶ月(うち約1ヶ月は別居)で、子どもはいません。
関係修復も視野に入れつつ、再発防止のため誓約書を作成し、公正証書化を検討しています。
不倫関係は長期間継続していた可能性があり、加えて配偶者は不特定の相手との接触や関係も認められる状況であるため、行為の悪質性や再発リスクは高いと考えています。
そのうえで、配偶者が今後不倫相手と再度接触した場合の違約金(慰謝料)について、
150万円〜200万円程度で設定を検討しています。
この金額について、
・公序良俗違反とならず有効と認められる現実的な範囲か
・将来的に減額される可能性のある水準か
を教えていただきたいです。
また、公正証書に強制執行認諾文言を付す前提で、実効性を高めるための条項の工夫(接触の定義や違反条件の明確化など)があれば併せてご教示ください。
配偶者の不貞再発時の違約金の金額については個別事情に左右され得ますが、150万〜200万円程度は、直ちに公序良俗違反として無効となる水準とは言えず、現実的な範囲に収まる金額だと考えられます。もっとも、婚姻期間が短いことや子がいないことなどから、本来想定される慰謝料額との均衡を欠くと判断されれば、将来裁判で減額される可能性は否定できません。
実効性を高めるためには、違反となる行為を具体的に定義することが重要です。例えば、特定の相手との面会・連絡(電話、メール、SNS等)・同席・宿泊などを列挙し、例外(業務上不可避な場合等)があるかを明確にしておくことも考えられます。また、違反1回ごとに違約金が発生するのか、継続行為は一体として扱うのか、証明方法(写真、通信履歴等)についても整理しておくと紛争予防になるでしょう。
先ほどのご回答ありがとうございます。
大変参考になりました。
誓約書および公正証書作成にあたり、以下の点についても教えていただけますでしょうか。
① 違反となる「接触」の定義について
面会・連絡(電話、LINE、SNS等)・同席・宿泊などを想定していますが、
どの範囲まで具体的に記載するのが望ましいでしょうか。
② 違約金の発生単位について
違反1回ごとに違約金が発生する形とするのか、
継続的な接触は一体として1回と評価する形がよいのか、
一般的な実務上の考え方を教えてください。
③ 違反の立証方法について
写真や通信履歴などを想定していますが、実務上どのような証拠が有効とされるか教えてください。
④ 公正証書(強制執行認諾文言付き)にする場合の注意点
実効性を確保するために注意すべき点や、記載しておくべき事項があれば教えてください。
⑤ 違約金とは別に損害賠償請求を可能とする条項について
違約金とは別に、実際の損害が発生した場合に追加請求できるような条項は、
設けておくべきでしょうか。
⑥ 証拠の保存方法について
配偶者のスマートフォン内のやり取り(SNS)について、現在、写真やスクリーンショットで保存しています。
このような形で保存したデータのみでも証拠として十分といえるのか、また証拠力を高めるために有効な保存方法(動画保存等)があれば教えてください。
①:特定の相手を明示したうえで、面会、電話、メール、SNS、メッセージアプリ、同席、宿泊、贈答、第三者を介した連絡など、通常想定される態様を列挙する方法が一般的です。あまりに広範(偶然の遭遇まで違反とする等)だと無効主張の余地が生じるので、注意が必要です。
②:実務上は「1回の違反行為につき○円」と定める例が多いと思いますが、私見では、連続的・継続的な関係は一体として1回と評価する旨を定める方が穏当だと思われます。
③:写真、動画、通信履歴、通話記録、位置情報、第三者の供述、探偵報告書などが有力だと思われます。
④:支払額・支払期限・違反事実の特定方法を明確にし、強制執行認諾文言を付すことで金銭請求の実効性が高まります。
⑤:違約金とは別に実損害が生じた場合の請求を可能とする条項を設けること自体は可能ですが、二重利得にならないように注意が必要です。
⑥:スクリーンショットでも証拠にはなり得ますが、日時・相手・全体の流れが分かる形で保存することが重要です。改ざん疑義を避けるため、原データの保存、動画撮影による取得状況の記録、バックアップ保管などが有効です。
いずれにしましても、具体的条項は事案により大きく左右され得るため、専門家の関与のもとで作成することが望ましいでしょう。
当方回答は以上となります。参考になりましたら幸いです。
先ほどはご回答ありがとうございました。
さらに誓約書および公正証書作成にあたり、以下の点についてもご教示いただけますでしょうか。
① 違約金の支払期限および遅延時の対応について
違約金の支払期限はどのように定めるのが望ましいでしょうか。
また、支払いが遅れた場合の遅延損害金についても定めておくべきでしょうか。
② 支払方法(一括・分割)について
違約金は一括払いとするのが一般的か、分割払いも想定すべきか、
また分割とする場合の注意点があれば教えてください。
③ 接触禁止の対象範囲について
特定の相手のみを対象とするべきか、
それ以外の不貞行為や類似行為も含めた形とするべきか、
有効性の観点から望ましい定め方を教えてください。
また、特定の相手との接触禁止に加えて、今後の不貞行為全般を禁止する条項を設けることは可能でしょうか。
その場合の有効性や適切な表現についても教えてください。
④ 誓約の有効期間について
接触禁止や違約金条項の有効期間は、どの程度に設定するのが一般的か教えてください。
⑤ 違約金の重複発生について
違反行為が複数回あった場合の違約金の発生について、
重複して請求できる形とするのか、一定の制限を設けるべきか、実務上の考え方を教えてください。
⑥ 証拠の保存方法について
配偶者のスマートフォン内のやり取り(SNS)について、現在、写真やスクリーンショットで保存しています。
このような形で保存したデータのみでも証拠として十分といえるのか、また証拠力を高めるために有効な保存方法(動画保存等)があれば教えてください。