誹謗中傷に対する適切な対応についての相談
誹謗中傷について質問失礼いたします。
とある感想(少し汚い言葉は入ってました)を投稿したらいきなり知らない方から「おまえが日本から出て行ってください」と言われました。感情的になってしまい、おまえがきえろと返信してその後にまた在日や統失とその他強い言葉(死ねや殺すなどは言っていません。)で返信してしまいました。その後相手から返信はなかったのですが、誹謗中傷は相談すると最新の投稿がされていました。相手が相談した場合どのように対応したら良いですか?強い言葉で返してしまったと思い、返信やアカウントはすぐ削除しています。相手の発言とこちらの発言のスクショは撮っています。AIに相談したところすぐに警察や弁護士に相談した方がいいとか、当方の発言は大いに問題あるがそもそも相手が先に言ってきたのと相手の発言も問題があるから注意のみになる、今は何もしなくていいと言われどれも回答が違いました。
発信者情報開示請求が認められるためには、名誉感情侵害に該当する表現であるかどうか、もう少し詳しく言えば「一般人を基準として受忍限度を超える人格攻撃・人格非難に該当する表現であるかどうか」が問題になります。裁判例の一定の積み重ねはあるのですが、「バカ」という言葉一つを取っても開示請求が認められた事案と認められなかった事案があり、実は微妙な場合も多いところです。本件の投稿も、実際の投稿の流れを全部確認した上で検討した方がよいと思われます。
なお、アカウントを削除した場合の発信者情報開示請求は(開示請求している間にアクセスログが消えてしまうため)一分一秒の勝負になります。そのため、本件では貴殿の氏名や住所の特定に至らない可能性もあります。
なお、インターネット誹謗中傷案件については、ネットで公開されている事例や法律論が全てではなく、実際のノウハウ面はあまりネットでは書かれていません(誹謗中傷する側にとってもきわめて有用な情報が含まれるため、誹謗中傷対策を論じる場合、加害者側に手を貸す結果にならないよう、出すべき情報を十分吟味している場合が多いのです)。そのため、ネットで情報を集めるタイプの生成AIの回答は、誹謗中傷対策に力を入れている弁護士の回答とは全く異なることが多く、安易に信用してはいけません。
相手が相談した場合どのように対応したら良いですか?
→まず、少なくとも本日時点で、AIは発信者情報開示について理解していませんので、AIの回答はあまり気にしない方が良いと思います。
本件で具体的なやり取りを拝見していないので何ともいえませんが、一般論として「おまえがきえろ」「在日」「統失」という言葉は、開示が認められやすいでしょう。
現在できることは特にありませんが、相手方が発信者情報開示の手続を進めた場合、相談者様のところに意見照会書が届きますので、その段階で弁護士に相談すれば良いでしょう。
お前がきえろ、在日、統失といった表現は名誉感情の侵害となる可能性があり、その場合開示請求が認められる可能性はあるでしょう。
投稿を行なってしまっている以上現時点でできることはあまりないかと思われます。
開示されるかどうかは置いておいて和解を試みるということは選択肢としてありますが、どのように行動するかについては弁護士に個別に相談の上決められると良いでしょう。