不同意性行為と脅し 法的リスクがあるのかご相談させてください

職場の同期の女性との過去の肉体関係について、将来的な法的リスクがあるのか不安がありご相談させてください。

◼︎経緯
約2年前、同じ職場の同期女性と数回お泊まりをし、合意の上で肉体関係を持ちました。その後、性格の不一致を理由にお付き合いはできないと私から伝えました。その際、女性が感情的になり、DMで「過去の行為を不同意性行として被害届を出す」など言われました。

しばらくして女性からメールで、「嫉妬や悲しさから勢いで暴言を言ってしまった」という趣旨の謝罪がありました。また対面でも謝罪したいと言われ、先日食事をして直接謝罪を受けています。

現在その女性は転勤しており職場で顔を合わせることはありませんが、今でも「復縁したい」などのメッセージが送られてくることがあります。私は丁寧に断る、話題を変えるなどして関係がこじれないよう対応しています。女性は精神的に不安定な様子があり、今後何かをきっかけに再び「不同意だった」と主張され、被害届を出される可能性を懸念しています。

以下についてご教示いただきたいです。

◼︎このような状況で実際に刑事事件として立件される可能性はどの程度あるのでしょうか。
◼︎女性から謝罪のメールを受けているのですが、証拠として有効でしょうか。
◼︎今後トラブルを避けるために、今の段階で取っておくべき対策(連絡の残し方、やり取りの仕方など)はありますか。

以上、ご相談させていただけますと幸いです。

ご記載の事情から直ちに刑事事件として立件される可能性は高いとは言い難いと思われます。不同意性交等罪(刑法177条)は、単に後から「同意していなかった」と主張するだけで成立するものではなく、暴行・脅迫、心身の状態につけ込む行為、拒絶困難な状況の利用などの法定要件を満たす必要があります。複数回の宿泊や合意に基づく関係がうかがわれること、別れ話を契機とした感情的対立、その後に発言を撤回する趣旨の謝罪がなされていることなどは、関係性や信用性の判断において考慮され得ます。もっとも、被害申告があれば警察から事情聴取を求められる可能性自体は否定できません。女性からの謝罪メールは、当時の経緯や発言の背景を示す資料となり得るため、削除せず原データのまま保存しておくことが重要です。今後の予防策としては、不必要な私的接触を控え、やり取りは常に冷静かつ事務的に行い、記録を残しておくこと、新たな関係(性交渉)を持たないことなどが挙げられます。

2年以上前のことであること、交際を希望されていたこと、その後もやり取りを継続していること、女性から謝罪のメッセージが送られてきていること等からすると、刑事事件は発展する可能性は高くないように思われます。

謝罪のメールや、女性とのやり取りに関しては全て記録として残しておいた方が良いでしょう。

基本的には相手とは連絡を極力避け、関係を持たないことが重要かと思われます。