非上場会社の株を売りたい

非上場会社の株式を会社に買い取って欲しいと思っています。私は個人で、会社の役員ではありません。40%弱持っており、株価算定は済んでいます。先方との価格に差があります。
・話し合いで折り合いがつかなかった場合に弁護士さんに相談した方が良いでしょうか。
・知り合いの弁護士さんがいないため、WEBでさがすにはどのような検索ワードが良いでしょうか?

非上場会社の株式については、一部の例外の場合(組織再編等)を除き、株式買取請求権が法律上発生しないため、金額感で折り合わない場合、当方が妥協して売買を進めるしかないように思われます。弁護士をつけたからといって必ずしもより高値で売れるわけではありませんが、個別具体的な内容次第では交渉を強気に進める要素もありえるかもしれませんので、一度意見を聞くという意味でも弁護士にご相談されてみてはいかがでしょうか。当職も普段から株式譲渡等のコーポレート業務を取り扱っているため対応可能です。

まず、非上場会社の株式の買取は当事者間の合意が基本となるため、価格や条件について折り合いがつかない場合には、弁護士に相談して交渉方針を整理することは一つの有効な方法といえます。特に、株価算定方法の妥当性や会社法上の手続、会社側の対応が適切かどうかといった点は専門的な判断を要することが多く、第三者の専門家が入ることで交渉が整理されることもあります。
もっとも、株主が単に「会社に買い取ってほしい」と希望しているだけでは、会社に当然の買取義務が生じるわけではありません。非上場会社の株式に譲渡制限が付されている場合には、会社法136条に基づき、第三者への株式譲渡について会社に承認を求める「譲渡承認請求」という手続との関係が問題になることがあります。会社が譲渡を承認しない場合には、会社または会社が指定する者が当該株式を買い取るべき者として指定されることになり、その中で株式買取の問題が生じることがあります。
そのため、会社との価格交渉がまとまらない場合には、第三者への譲渡を前提とした譲渡承認請求という手続を検討する余地があるかどうかを含めて整理することになります。もっとも、具体的な対応は、定款の内容や会社の機関設計等によっても変わり得るため、個別事情を踏まえた検討が必要となります。

(会社側から見た手続等については、拙筆ではありますが、下記が参考になるかもしれません。
https://keiyaku-watch.jp/chokoben/media/transfer-restrictedstock)

なお、弁護士を探す場合の検索ワードとしては、「会社法 弁護士」「企業法務 弁護士」「株式買取 弁護士」「株式評価 弁護士」「少数株主 弁護士」などが考えられます。非上場株式の評価や株主間紛争は企業法務分野に含まれることが多いため、企業法務や会社法を取り扱っている弁護士を探すのが一般的でしょう。