爆サイによる誹謗中傷について
インターネット掲示板「爆サイ」にて、私の勤務先のスレッド内で、私の実名を出した上で性的な内容や誹謗中傷の投稿が複数書き込まれました。
投稿内容には性的な虚偽表現や「死ね」といった強い中傷が含まれており、同じ職場の関係者にも知られてしまいました。その結果、精神的に大きな苦痛を受け受診や欠勤の記録もあります。
一部の投稿(「本名+死ね」)は直近のものですが、それ以外の性的な投稿などは1年以上前の書き込みです。このような場合でも、まとめて請求の対象とすることが可能かどうかも併せてお伺いしたいです。
現在、発信者情報開示請求および損害賠償請求を検討しています。ただし、相手に資力がない可能性(生活保護・障害年金受給など)も考えられるため、高額な慰謝料を目指すというよりも、弁護士費用や調査費用を含めて、最終的に自分が大きくマイナスにならない形で解決できるかを知りたいと考えています。
このようなケースでの慰謝料の見込み額、時効との関係、費用倒れの可能性、回収可能性についてご教示いただけますでしょうか。
投稿内容:「(名字)死ね」
特徴:直近の投稿で実名が含まれており、現在も掲示板に残っています
勤務先のスレッドです
ご相談したいこと:
この投稿が刑事告訴(名誉毀損・侮辱罪)の対象になる可能性はあるか
刑事手続きと、民事(慰謝料請求)を同時に進めることは可能かを知りたいです
発信者情報の開示を請求するのであれば、投稿ごとにその投稿者を特定する必要があります。そして、発信者を特定するためには、ログが残っている必要があります。
ご相談内容の1年以上前の投稿については、ログが残っておらず、発信者を特定できない可能性が高いと思います。
一般論として、相手方に資力がない場合には、いくらを支払えとの判決が出たとしても、その金額を回収できないことはあり得ます。
実名を挙げての「死ね」という表現は、名誉感情侵害等として発信者情報開示請求が認められる可能性は高いと考えられます。
■ 過去の投稿の扱いと時効について
直近の「本名+死ね」という投稿については開示請求が認められる可能性が高いですが、1年以上前の書き込みについては、プロバイダ側でログが保存期間を過ぎて消滅している可能性が高く、現実的には開示が困難なケースが多いです。
なお、損害賠償請求の時効は「損害および加害者を知った時」から3年ですので、期間内であれば請求自体は可能ですが、開示ができなければ相手を特定できないため、事実上は直近の投稿が中心となります。
■慰謝料の見込み額
インターネット上の誹謗中傷では、弁護士費用と慰謝料を合わせて合計60万円〜80万円程度が損害賠償額の一つの目安となります。
■費用倒れおよび回収の可能性について
ご懸念の通り、投稿者を特定するまではその人物の職業や資力を知る術がありません。相手が無資力(生活保護受給者など)である場合、実際に金銭を回収することが難しく、結果として弁護士費用が上回る費用倒れのリスクはどうしても排除できません。これについては、現時点では未知数であると言わざるを得ないのが実情です。
ご記載の内容からすると,名誉権侵害や名誉感情侵害として権利侵害性が認められる可能性はあるかと思われます。
ただ,1年以上前の投稿についてはログ保存期間の関係上特定が難しいでしょう。
また,本名と死ねという投稿については,侮辱罪として刑事事件となる可能性はあるかと思われます。
もっとも発信者情報開示手続きについては,弁護士費用も数十万円程度はかかるうえ,相手方に資力がないケースも多く,赤字になることは避けたいという状況であれば,弁護士を立てて動くことはあまりお勧めは出来ないかと思われます。