元顧客からの金銭返還要求についての相談

■ 相手との関係
相手は、私が勤務していたキャバクラのお客さんです。
交際関係はありません。
相手は既婚者です。

■ 当時の状況
私はお店を卒業するタイミングでした。
その頃、メンタルを病んでおり、引きこもっていた時期でもありました。

■ お金を受け取った経緯
相手から現金を受け取りました。
宅配ボックスに手紙と一緒に入っていました。

手紙には、

「安心して暮らせるように用意しました。
一緒に増やしていきましょう。
会って増やし方を相談させてください。」

と書かれていました。

「貸す」「返済」「期限」「利息」などの記載はありません。
借用書や契約書もありません。

私は、お店の卒業祝い、また当時精神的に不安定だったこともあり、「安心して暮らせるように」という支援の意味での贈与だと認識していました。
借金のつもりではありませんでした。

■ お金の使い道
・一部は生活費に使用しました。
・一部は私名義の証券口座で投資しています。
・投資は私単独名義で行っており、共同管理や利益分配の取り決めはありません。

■ 家賃について
相手が家賃を支払っていました。
私は「払ってほしい」と依頼したことはありません。

その後、相手自身の投資がうまくいかなかったことをきっかけに、
突然「出て行け」と言われ、
さらに「家賃も含めて返せ」と言われています。

■ 喧嘩中の発言
関係悪化時、感情的に
「返す」「返すからもう会わない」
と複数回発言してしまいました。

ただし、

・具体的な返済期限
・返済方法
・分割計画
・書面での合意

は一切ありません。

■ 現在の不安
相手が、

・投資前提だった
・貸付だった
・家賃も含めて返せ

と主張する可能性があります。

私は借金として受け取った認識はありません。

■ 相談したいこと

1. 本件は法的に贈与と評価される可能性があるか
2. 「一緒に増やしていきましょう」という文言は返還義務の根拠になるか
3. 喧嘩中の「返す」という発言は債務承認に当たるか
4. 家賃について返還義務が生じる可能性はあるか
5. 全額返還義務が認められるリスクの程度
6. 今後の対応方法(証拠整理、連絡方法、内容証明対応など)

以上です。

金銭の授受に関しては、それが単なる贈与なのか、貸し借りなのかは、総合的な事実をもって判断されることになります。
貸し借り(金銭消費貸借)という前提なのであれば、相手方にて、金銭返還の合意があったことを主として立証しなければなりませんが、ご相談者様の立場からはそれが贈与だったということを各種証拠から立証する必要があります。

その観点でご回答させていただくと、
1 可能性はあります。
2 根拠になる可能性は薄いように思われます。
3 返還合意があったことを裏付ける一つの事実になりえるため、その意味だと債務承認にあたる可能性もあります。
4 家賃については相談者様が負担をするという事前の合意がないのであれば、法的に負担する根拠があまりないように見受けられます。
5 リスクの程度問題については、証拠を踏まえた個別具体的な話となります。
6 相手方から請求を実際に受けているのであれば、まずは弁護士(代理人として対応してもらうのか含め)に相談されるのが良いかと思います。