シェアハウス住人のトラブルで引越し費用を請求された場合の対処法は?
シェアハウスを2件運営している大家です。
1つのシェアハウスでAさんが部屋を生ゴミや洗わなかった食器で汚して、悪臭を放っていました。
Aさんには再三注意をしたにも関わらず改善が見られなかったので、強制退去の旨の連絡、それを拒否したので内容証明による通知を問題発生した月に行い、その翌月には裁判の書類も出して、現在裁判中です。
問題はAさんと同じシェアハウスに住んでいたBさんで、悪臭の避難の為に、もうひとつのシェアハウスに引っ越しました。
その引越し費用を管理人の私に請求しており、シェアハウスの光熱費も滞納している状態です。
私としてはトラブル解決に迅速に動いた自覚がありますし、引越し費用の請求は原因を作ったAさんにするべきだと思っております。
またAさんが少し管理人の私に対して攻撃的な印象を受けており、不当な請求、光熱費の滞納もあるので、強制退去を願おうと思っております。
現在、書面での契約書は作っておらず、口頭、ブログでルールを説明した上で入居してもらっております。
ここに関しては定期借家契約をしっかり結んでおけば良かったと後悔致しております。
このような状況で強制退去は可能なのでしょうか?
また正式な書面として、定期借家契約を結ばせる事は可能でしょうか?
①強制退去
強制退去(=賃貸借契約を解除して出ていってもらう)ためには、賃貸借を継続するための前提となる、貸主と借主との間の信頼関係が破壊されたといえる事情が必要となります。
本件で信頼関係が破壊されたかを判断するためには、悪臭を放っていた期間、不当な請求の内容、滞納している金額や期間など、詳細をお伺いする必要がありますが、お伺いしている内容から信頼関係が破壊されたと判断される可能性はあると考えます。
現在裁判が進んでいるとのことで、賃貸借契約の解除を前提として退去を請求しているものと推察しておりますが、判決となった場合に、信頼関係が破壊され契約解除が適用であると認められれば、借主は建物に居座る権利がなくなりますので、追い出すことは可能です(厳密には借主が出ていかない場合は、強制執行という手続きをとる必要があります。)。
②定期借家契約の締結
当事者双方が合意をすれば締結は可能です。
逆に申し上げると、合意がなければ契約は締結できませんし、判決によって契約の締結を強制することもできません。