不貞行為の証拠と訴訟での勝算について
不貞行為の証拠についてお聞きします。
質問
①訴訟になった場合勝てる見込みはあるのか
②第三者の証言は有効か
配偶者の不貞相手に慰謝料請求中です。
W不倫ですが相手配偶者からのアクションは無いためバレていない可能性が高いです。
双方弁護士を挟んでおり、先日相手より証拠の開示を求められましたが、示談段階で証拠を提出する意思はない旨伝えたところ、事実関係が分からないので示談に応じる気はないとの連絡がありました。
現在証拠としては
・配偶者の自白(録音、捺印済み念書)
のみです。
生理だから会えない、だけど食事や飲みには行ける。といった肉体関係を匂わせる内容のLINEはありますが証拠としては不十分かと思われます。
仮に訴訟となり、配偶者の自白を相手が否定すると勝てる見込みは低いでしょうか?
これから得られる証拠としては第三者(配偶者の友人)の証言ぐらいです。
不倫期間中友人に「既婚者と不倫してる」という話を口頭でしたようで肉体関係があることも認識しているだろうとのことでした。
配偶者は複数人と不貞行為を行なっておりましたが、既婚者は今回の相手のみです。
宜しくお願い致します。
ご質問に回答いたします。
勝てる見込みは、配偶者の話がどの程度信用できるかにもよりますので、
即断はできませんが、確かに、その他の証拠を要する可能性が高そうです。
第三者の証言があったとしても、結局、「既婚者は今回の相手のみである」という配偶者の話の信用性に関わってきそうです。
もっとも、LINEの内容を含めご記載の証拠によっても、勝訴の見込みがないわけではありませんので、
敗訴のリスクをご理解の上、裁判をすることもあり得るかと思います。
ご参考にしていただけますと幸いです。
①:
配偶者の自白(録音+捺印済み念書)は有力証拠ではあるのですが、不貞相手本人の関与を直接示す証拠ではないため、相手が全面否認すると立証はやや厳しくなると思われます。ただし、自白の具体性・一貫性やLINEの文脈との整合性等次第では、総合評価次第では不貞が認定される可能性はあります。
②:
友人の証言は補強証拠としては有効です。特に「当時の発言」「具体的状況」「肉体関係の認識根拠」が明確なら評価されやすいです。ただし、単独では弱く、他証拠との組合せが前提となるでしょう。
現状の証拠状況を踏まえた印象としては、五分五分からやや不利な方に傾くような印象です。訴訟前にどれくらい証拠を積み上げられるかが重要なポイントだと思われます。
加藤先生
ご回答ありがとうございます。
配偶者の話、念書の信用性を上げる方法はありますか?
配偶者はとことん反省しており今回の件についても協力的な状況です。
念書には「肉体関係があったのは○年○月○日 渋谷」(場所は仮です)
という記載が複数個あります。口頭で全てラブホで会っていた確認は取れているのですが、ホテル名が分からないとのことです。
念書作成の日付、住所、氏名を記入し捺印済みです。
LINEの履歴(動画で撮影)からその場所で待ち合わせをしていた整合性は取れます。
ちなみにLINEでは、いつ、どこでという待ち合わせの内容がほとんどです。
これからでも証拠として得られるものが何かあれば教えていただきたいです。
考えていたのは弁護士会照会を使用した不貞相手のクレジットカード明細取得です。
そもそも使用していたかも分かりませんし、照会ができるのかという問題もあるのですが…
宜しくお願い致します。
髙橋先生
ご回答ありがとうございます。
① 念書には「肉体関係があったのは○年○月○日 渋谷」(場所は仮です)
という記載が複数個、LINEにて「○月○日空いてる?」「じゃあ○月○日渋谷で待ってるね」というやり取りを動画にて撮影したものがあるので整合性は取れます。
ただしこれも、LINEを見て日付を書いただけだろうと言われてしまったらそれを否定する証拠が必要ということですか?
②「具体的状況」とは、例えば渋谷の居酒屋○○にて、ということでしょうか?
「肉体関係の認識根拠」とは、「2人の間では不倫=肉体関係という認識だった」では根拠とはならないですか?
「体の相性がよかったと言っていた」や「テクニックがあって上手だと言っていた」の様な具体的な根拠が必要なのでしょうか?
〈追加質問〉
仰っていただいた様に訴訟前にできる限り証拠を集めたいのですが、今から証拠として得られるものがあれば教えていただきたいです。
今自分で思いつくものとしては不貞相手のクレジットカードの弁護士会照会ぐらいです。
依頼中の弁護士の方は1週間に1回ほどちょこっとLINEが返ってくるぐらいでなかなか相談ができません…
宜しくお願い致します。
LINEのやり取りの内容を精査する必要がありそうです。
配偶者が協力的なのであれば、動画で撮影するだけでなく、相手女性と出会って以降のLINEのやり取りを全て見せてもらってはいかがでしょうか。
重要な証拠が見つかるかもしれません。
ご参考にしていただけますと幸いです。
①:
念書の具体性(日時・場所の特定、回数)と、LINE動画との時系列・内容の整合性を踏まえて、裁判所が総合評価をすることになります。
②:
「渋谷で会っていた」程度では弱く、当時の発言時期、肉体関係がある前提の言動が重要だと思われます。「不貞=肉体関係」という抽象的な認識だけでは足りず、性的関係を前提にした具体的発言(相性・行為後の感想等)があるとよりよいでしょう。
〈追加質問〉:
弁護士会照会でカード履歴が出る可能性は低いと思われますが、立証趣旨と整合する情報が入手できれば、強力な証拠になるでしょう。このあたりも含め、依頼している弁護士によく相談してみてください。
此方での当方回答は以上となりますが、参考になりましたら幸いです。