義兄が遺産相続の話し合いを拒否する場合の対処法は?
昨年末に私の義父が他界しました。
被相続人は義母、妻、義兄の3人です。
遺産相続(2つの銀行口座と不動産)の事で話し合いの場を義母が設けようとしたところ、義兄が話し合いを拒否しました。
なお、義父所有の不動産には、現在義兄のみが住んでいます。
妻から話を聞くと、義兄は元々人とのコミュニケーションが得意ではなく、過去には癇癪をおこして暴力を振るわれたことがあるそうです。
このままでは遺産分割協議書の作成が困難な状況ですが、家庭裁判所に調停を依頼する前にできることはありますか?
遺産分割自体は全員の合意が必要なので、協力が得られない状況ですと、成立は困難なように思います。書面でのやり取りすら実効性がなさそうです。
このまま時間が経過してしまうよりは、調停委員や裁判官を交えて話しができる調停に進んだ方が無難なように思います。
調停前にできる対応策としては、弁護士等の第三者を入れて再度の話し合いの場を設ける。
あるいは書面で相手方とやり取りをして、遺産分割協議の合意を形成する等の方法が考えられます。
ただ、いずれも相手方が頑強に交渉を拒否する場合、止むを得ず調停を申立、それでも手続に参加せず調停不成立の場合は、遺産分割審判に至ることも想定されます。
最寄りの法律事務所で相談されることも検討ください。
このままでは遺産分割協議書の作成が困難な状況ですが、家庭裁判所に調停を依頼する前にできることはありますか?
任意の話し合いは、強制力がないので、相手が話し合いを拒絶すれば遺産分割協議はできません。
どうしても話し合いをしたいということであれば、弁護士に依頼して、弁護士から遺産分割協議を持ちかけてみる
ことが考えられます。
それでもだめなら、遺産分割調停を申し立てるほかないと思います。
ただし、遺産分割調停も裁判所を間に挟んでの話し合いとなります。
遺産分割調停でも、相手が話し合いを拒絶すれば、話し合いは進みませんので
遺産分割の内容を裁判所に決めてもらう審判という制度を利用することとなります。
弁護士に面談で詳しい事情を話して相談されたら良いと思います。