離婚時にマンションに住み続けるための法的手段を知りたい

1. 相談の主旨

夫の不貞(風俗利用)、浪費、家事育児の不協力、および精神的な追い込み(モラハラ)による婚姻関係破綻。

離婚を検討しているが、**「現在のマンションに子供と住み続けること(居住権または所有権の確保)」**を最優先条件としたい。

2. 家族構成・属性

夫: 会社員(年収 約1,200万円)

妻(相談者): 会社員(年収 約600万円)

子: 4歳(保育園、習い事等あり)

3. 破綻の原因と証拠

不貞行為: 風俗利用の疑い、およびその形跡。

経済的不誠実:

妻が生活費の不足や育児の限界を訴える中、夫は20万円のコート等の高額な浪費を継続。

妻に無断で(隠れて)美容医療を繰り返している。

精神的追い込み:

妻が心身の限界(動悸、自殺念慮)を訴えても「君に余裕がないせいだ」と責任転嫁。

育児分担の改善(仕事の譲歩)を求めたが、夫は「無理」と一蹴し、一切の歩み寄りがない。

証拠: 夫の発言(録音あり)、浪費の記録、議事録など。

4. マンションに関する希望と背景

物件状況: 夫名義(住宅ローン残債あり)。

希望: 子供の情緒安定と教育環境維持のため、転居・転園を避けたい。

主張のポイント:

妻に年収600万の支払能力があること。

夫の不貞・浪費に対する慰謝料の代わりとして、居住権や名義譲渡を求めたい。

夫が浪費に使う資金があるならば、住宅ローンや養育費としての支払能力は十分にあると判断。

5. 弁護士に確認・依頼したいこと

離婚後も今のマンションに確実に住み続けるための「法的スキーム(構成)」の提案。

ローン名義変更(借り換え)の可否、または公正証書による居住権確保の有効性。

夫の浪費や無配慮な発言を「婚姻を継続し難い重大な事由」として構成できるか。

夫の不貞、浪費、家事育児不協力、録音付きの精神的追い込みといった事情は、婚姻を継続し難い重大な事由を基礎づける事情であると考えられます。
住居の件については、例えば、
①名義譲渡+ローン借換え:貴方の年収が600万円であれば、金融機関次第では可能だと思われます。
②夫名義のまま居住権(使用貸借・賃借権)を設定:公正証書で「子が○歳になるまで無償居住」等を定める。
③財産分与として居住権を確保:慰謝料相当額を考慮し、分与内容に組み込む。
などが考えられます。

交渉をいつ開始するか(別居後なのか、同居しながらなのか)という点も含め、よく検討した方がよいでしょう。