親権侵害にあたりますか

はじめまして。

私は離婚済みで、未成年の子どもについて私が親権者です。
現在、元配偶者が私の同意・協議がないまま、子どもの居住地を変更する形で引越しを進めようとしています。

元配偶者は「子どもが望んでいるから合意は不要」と主張し、事後的な報告のみで進める意向を示しています。
私は居住地変更について同意しておらず、協議も成立していません。

以下について、一般的な法的見解を教えていただきたいです。
・親権者の同意や協議がない居住地変更の法的評価
・後から問題になる可能性
・現時点で取れる現実的な対応(注意点含む)

現段階では正式な依頼を決めているわけではなく、状況整理のための相談です。

よろしくお願いいたします。

1 親権者の同意・協議がない居住地変更の法的評価について
 未成年の子どもの居住地の決定・変更は、親権の内容の中でも重要な事項にあたります。そのため、質問者様が親権を有している場合、 原則として、親権者の判断が優先されます。元配偶者(非親権者)が、親権者の同意や協議なしに居住地変更を進めることは、 法的に正当とは評価されません。子どもが望んでいるからという理由だけで、親権者の同意や協議を不要とする法的根拠はありません。
 子どもの意思は重要な考慮要素ではありますが、年齢・成熟度、誰がどのように意思形成に影響を与えたか、子の生活環境・教育・福祉への影響などを総合的に見て判断されます。子どもの意思が無条件に最優先される、というわけではありません。

2 後から問題になる可能性
 親権者の同意なく居住地変更が行われた場合、元配偶者の行為が、監護妨害や親権侵害と評価される可能性があります。

3 現時点で取れる現実的な対応(注意点)について
 状況が切迫している場合、弁護士に相談して、家庭裁判所への調停申立てや仮処分を早期に検討するとよいと思います。特に、実力での連れ去りや既成事実化が懸念される場合は、早めの法的対応が重要だと思います。