示談交渉における被害者の対応策と費用についての相談
傷害事件の被害者側として、示談交渉についてご相談させていただきたいです。
【事件概要】
・面識のない男性から複数回殴打され、意識を失いました
・被害届は警察にて受理されています
【被害内容】
・上顎の歯2本脱臼(加療4ヶ月以上)
・鼻骨骨折(手術あり・全治2ヶ月以上)
【加害者情報】
・電話番号および、本人を特定し得る情報(画像・SNSアカウント等)は把握しています
・氏名・住所・勤務先は現時点では不明です
現在、刑事事件としては進行しているものの、動きが緩やかであるため、民事での示談交渉も並行して検討しています。
もっとも、相手方の資力が不明であることから、費用倒れのリスクを強く懸念しています。
つきましては、
・被害者側での示談交渉の対応可否
・着手金や成功報酬の有無
・示談交渉のみでのご依頼が可能か
について、一度ご相談させていただけないでしょうか。
どうぞよろしくお願いいたします。
相手方が逮捕・勾留されれば、弁護士(資力がない場合は国選)が事件を受任し、当該弁護士からご相談者に対して示談交渉の連絡があると思われます。ひとまず刑事事件の進行を待つことも考えられます。
1 被害者支援に取り組んでいる弁護士等、弁護士が被害者側の代理人となって示談交渉を行うことはもちろん可能ですが、お気になさるのは、弁護士費用かと存じます。
そこで、弁護士費用に関し、以下を確認してみられるとよろしいかもしれません(これらの制度を利用できるのであれば、ご依頼もなさり易いかと存じます)。
① もし、確認未了であれば、あなたやあなたのご家族が加入している自動車の任意保険、傷害保険、ご自宅の火災保険等に、弁護士費用特約が付いており、今回の件に適用があるかを確認してみて下さい(今回のような日常生活上の事故にも適用がある場合があります。加入したつもりがなくても、確認してみたら付いていたということがよくあります)。
② 被害届が受理されており、刑事事件の捜査が進んでいる状況ということですので、傷害事件の被害者として弁護士に依頼して刑事事件対応をしてもらう際に、日弁連の犯罪被害委託援助という費用のサポート制度が利用できる可能性があります。
2 加害者側に対する損害賠償請求(示談交渉等)をどのような方法•タイミングで行うべきかは、起訴や刑事処罰の見込み等によっても変わってきます。
以前、傷害事件の被害者の方からの類似の相談に対する回答したことがありますので、参考までに、ご紹介しておきます。
Q 傷害事件について被害届を出しました。その後の流れを教えてください。
https://legal.coconala.com/bbses/65656
3 いずれにしましても、お住まいの地域等の犯罪被害者支援に精通している弁護士に直接なさってみるのが望ましいように思います(各地の弁護士会や法テラスでは、犯罪被害の専門相談を実施しているところもありますので、そちらに相談してみる方法もあるかと思います)。