著作権侵害(交渉決裂後の無断使用継続)に関するご相談のお願い
【状況】
いつ
・2009年9月
株式会社A社(以下「当社」)が、
B株式会社の依頼を受け、Webサイト用の
写真撮影・画像加工・テキスト作成・サイト制作を行った。
著作権譲渡契約は締結しておらず、著作権は当社に帰属している。
・2025年10月27日
B株式会社代表取締役・Zより、
ホームページ(著作権・ドメイン含む)を100万円で買い取る提案が書面で届いたが、
条件が合わず著作権買取は不成立となった。
・2025年に入って以降
B株式会社の新しいWebサイト上において、
当社が撮影・加工した画像および作成したテキストが
無断で使用されていることを確認した。
・その後
当社より、無断使用について複数回メールで
事実確認および是正要請を行ったが、
現時点でも削除等の是正は行われておらず、
無断使用が継続している。
どこで
・B株式会社が運営するWebサイト
(同社スタッフが制作したとされる新サイト)
だれが
・著作権者:株式会社A社
・無断使用者:B株式会社
・対応窓口:同社代表取締役 Z氏、担当者 Y氏
補足
・当社は、制作物の元データ、画像のExif情報(撮影日時)、
過去の交渉書面、是正要請メール、
現在の無断使用状況のスクリーンショットを保有している。
・当社としては、不必要な紛争を望まず、
まずは無断使用の是正による解決を希望している。
【質問したいこと】
本件は、著作権買取が不成立となった後も
無断使用が継続している事案として、
著作権侵害が成立する可能性は高いといえるか。
既に是正要請を行っているにもかかわらず
無断使用が続いている場合、
今後取るべき法的手段
(内容証明、弁護士名義通知、差止請求等)の
最適な進め方は何か。
当社としては、まず
無断使用の即時停止(削除・非公開)を最優先としたいが、
そのために最も現実的で効果的な方法は何か。
仮に金銭請求(損害賠償・使用料相当額)を行う場合、
どの段階で、どの程度の請求が相当と考えられるか。
以上、よろしくお願いします
相手方の無断利用行為は、著作権侵害といえそうです。弁護士名義の内容証明で、直ちにホームページの使用停止、又はご相談者の著作物の削除を請求するのが最適な進め方と思われます。無視する場合は、訴訟を提起します。ただ、相手方は、著作物を販売し、利益を上げているわけではないので、使用料相当額を一括で支払ってもらう運びとなりますが、大きな金額は期待できないので、裁判前に決着をつけたいところではあります。
弁護士 稲井 要介先生
このたびは、ご丁寧かつ具体的なご見解をお送りいただき、
誠にありがとうございます。
無断利用行為が著作権侵害に該当し得ること、
また、弁護士名義の内容証明による使用停止・削除請求が
実務上有効である点につき、理解いたしました。
特に、早期解決を重視すべき点については、大変参考になりました。
現在、他の弁護士とも面談予定があり、
ご助言内容を踏まえつつ、
今後の進め方を慎重に検討している段階です。
進め方が固まり次第、
改めてご相談させていただく可能性もございますので、
その際は何卒よろしくお願い申し上げます。
このたびは貴重なお時間を割いていただき、
誠にありがとうございました。