みんなでと大家さんの投資の件について
みんなで大家さんの件ですが、成田空港からの借地権の延長ができなくなって今後どうなるのか不安です。弁護士に依頼をした方が良いのか。集団訴訟をやった方が良いのか。個別訴訟をした方がいいのかなど相談したいです。
【続き】上記のような取引が事実であれば、関連会社側には莫大な売却益が発生しているはずです。「その2000億以上の関連会社に流れた資金はどこへ流れたのか?」
という点について、都市綜研インベストファンド側(共生バンクグループ)には説明をする責任があります。
現状において表にでている状況からすると「必ず全額回収できます!」と自信を言える状況であるとは到底言えません。むしろ、客観的な情勢を踏まえれば回収可能性は高くないという厳しい前提に立つ必要があります。しかし、何もせずに待っていれば、「座して死を待つ」のみであって、残されたわずかな資産や回収可能性すら失われてしまうおそれがあります。いまは限られた残余資産をどう確保するかという局面です。そのためには、希望的観測ではなく、リスクも限界も正直に説明できる専門家に相談して関与してもらうことが不可欠であると思います。集団訴訟をしている弁護士の方も個別訴訟をしている弁護士のかたもいらっしゃるので相談をされてみることをお薦めします。
弁護士に依頼することは、決して「魔法」ではありません。しかし、、不合理な取引や資金の流れを検証し、法的に取り得る手段を尽くして可能性を追求することには意味があります。「座して死を待つ」のか、「現実を直視した上で、現在出来ることに尽力するのか」かの選択を迫られています。
個別訴訟と集団訴訟のメリットとデメリットを申し上げると、
1)個別訴訟のメリットとデメリット
① メリット
・集団訴訟よりも機動性(スピード)がある。
・他の当事者や事件にとらわれることなく事件を進められる
・個別に担当弁護士に具体的な相談をすることができる。
② デメリット
一般論として弁護士費用が集団訴訟に比べて相対的に高いといえる。
2)集団訴訟のメリットとデメリット
① メリット
・ノウハウや戦略の共有をすることができる。
・相手方に対してプレッシャーが与えられる
・一般論として弁護士費用が個別訴訟に比べて相対的に安い
② デメリット
・集団で当事者数や事件数が多いと訴訟が遅延する
・意思の統一を図ることが難しい
・個別に担当弁護士に具体的相談をすることが難しい
以上を考慮してどちらにするかを決めて見れば良いかと思います。
【上記と順番が前後してしまいましたが・・・】
本件については、最大の問題は「都市総研インベストファンドに返金に応じるだけの支払い能力があるのか」という点にあります。帳簿上(2025年3月時点)、不動産という「(固定)資産」が存在しているように見えても、それが自由に売却できず、現金化できなければ、出資者への返還原資にはなりませんし、その資産の評価については、実際の時価との間に乖離がある可能性が高いです。
都市綜研インベストファンドの社長は、都市綜研インベストファンドの保有不動産を売却して、解約等に応じる資金を作ると言う話をしておりました。その換金性がある不動産として以下の4つの不動産が有ると言われておりました。
①宗右衛門町モータープール
②軽井沢ASIA
③西日暮里3丁目の土地
④都市総研千葉駅前ビル
の4件です。
しかし、2025年8月9日の柳瀬社長の動画で「不動産売却による資金調達」が語られていたにもかかわらず、現状は、①の宗右衛門町モータープールはすでに税金の滞納のため、財務省に差し押さえ、②軽井沢ASIAは財務省の抵当権が設定されております。さらに、③西日暮里3丁目の土地にも債権者の抵当権が設定されています。これらはいずれも、ファンドが自由な判断で売却できる状態ではなく、これらの不動産によって資金調達がされる可能性は高くありません。残る都市総研千葉駅前ビルについては、すでに売却されたとされています。しかし、その売却代金が出資者への返還に回った形跡はなく、日常の運転資金として使われ、すでに消えてしまった可能性が高いと考えられます。仮にそうであれば、ファンドに残る実質的な資金余力は極めて乏しいと言わざるを得ません。
さらに、深刻なのは、過去の不動産取引の内容です。みんなで大家さん販売株式会社と東京都との去年の業務停止命令をめぐる訴訟の訴訟記録を見る限り、関連会社が成田の地権者から約35億円で取得した不動産(成田1号から成田18号全部)を、約2450億円(成田1号から18号)という極めて高額で、出資者の資金を使って都市綜研インベストファンドが購入している仕組みが確認できます。要するに、出資者の利益を犠牲にして関連会社に儲けさせるという構図が見えてきております。