インターネット上の名誉毀損・発信者情報開示請求の可能性についてのご相談
現在、インターネット上での私の行為(配信動画の無断切り抜き・改変)に関して、
将来的に発信者情報開示請求(意見照会書)が来る可能性がどの程度あるのか、不安を感じております。
概要は下記の通りです。
1.事実経過
・時期:おおよそ2024年7〜9月頃
・行為:とある女性配信者の配信(生配信アーカイブ)を、許可なく切り抜き、
面白おかしく編集した動画を私のYouTubeチャンネルに投稿しました。
・内容:元配信者の発言などを切り出し、テロップ等を追加するなどして、
第三者から見て名誉毀損と受け取られてもおかしくないような編集になっていたと思います。
自分の行為の問題点に気付き、当該動画はすでに削除済みです(削除時期:2024年9月30日頃)。
当該女性配信者ご本人には、この投稿が行われていた事実が知られている状態です。
・現在:投稿からおよそ1年3ヶ月程度が経過しており、
現時点でプロバイダ等から意見照会書などの通知は届いておりません。
2.現在の不安・相談したい点
① このような状況(投稿から約1年3ヶ月経過、動画は削除済み、相手方には知られている)において、
今後、プロバイダから「発信者情報開示請求に関する意見照会書」が届く可能性は、
法律実務上どの程度あると考えられるでしょうか。
② 通信事業者のログ保存期間などを踏まえたとき、
「投稿からどのくらいの期間まで」であれば、
発信者情報開示が認められる例が多いか、おおよその傾向を教えていただきたいです。
③ 仮に今後、プロバイダから意見照会書が届いた場合、
・開示に同意すべきか、不同意とすべきか
について、どのような方針が望ましいかご助言いただきたいです。
なお、私は高校生の未成年であり、
法律や手続きに関する知識が乏しいため、どのように考えればよいか分からず不安を感じております。
もちろん、今回の行為が大変軽率であり、相手方にご迷惑をおかけしたことについては深く反省しております。
① このような状況(投稿から約1年3ヶ月経過、動画は削除済み、相手方には知られている)において、
今後、プロバイダから「発信者情報開示請求に関する意見照会書」が届く可能性は、
法律実務上どの程度あると考えられるでしょうか。
→あまり高くはないでしょう。相手方において発信者情報開示を弁護士に依頼するには相当な費用がかかるため、相談者様の記事が削除されたことをもってそれ以上追及しないこととしている可能性もあるでしょう。
② 通信事業者のログ保存期間などを踏まえたとき、
「投稿からどのくらいの期間まで」であれば、
発信者情報開示が認められる例が多いか、おおよその傾向を教えていただきたいです。
→認められうる期間と問われればケースバイケースであり何ともいえませんが、記事投稿から半年程度の間には開示にまで至っているケースが多いでしょう。
③ 仮に今後、プロバイダから意見照会書が届いた場合、
・開示に同意すべきか、不同意とすべきか
→実際の記事を拝見していないため、何ともいえません。意見照会書が届いた際、届いた意見照会書を持って弁護士にご相談になり、同意・不同意を決めるのが一般的かと存じます。