ライブ配信中のコメントが原因で開示請求される可能性は？

Question

企業の商品ライブ販売（TikTokライブ配信で4000人視聴）での出来事です。
ライブ中で販売していた商品について、その商品よりも劣る品種ではないかと疑いをかけ嘲笑するような「○○（商品よりも劣る品種）で草」とコメントしてしまい企業の方を怒らせてしまいました。
その後、複数件疑いのコメントが見られ企業の方が○○ではないと説明していました。
そこで、私も「すまん」とコメントしましたが無視されてしまいました。

この「○○で草」というコメントで開示請求されるのでしょうか？

稲葉 進太郎 弁護士 · Accepted Answer

国産米の販売中に「外国産で草」と言ったような感じです
→具体的な記事を拝見しないと何ともいえませんが、仮に、このとおり「国産米の販売中に「外国産で草」と言った」記事が投稿されたのであれば、その企業の社会的評価を低下させうるため、開示の対象となり得ると思います。回答は以上とさせていただきます。

肥田 弘昭 弁護士 · Answer

「○○で草」との発言のみでは、断定もしておらず、企業に対する明確な業務妨害や名誉棄損に該当しないかと思います。また、企業側もライブ販売中に反論をしており、発信者も謝罪していますのでその一連の流れからしても、明確な権利侵害とまでは言えないかと思います。したがって開示請求の可能性は極めて低いかと思います。ご参考にしてください。

稲葉 進太郎 弁護士 · Answer

この「○○で草」というコメントで開示請求されるのでしょうか？
→具体的な記事を拝見していないため一般論となりますが、「○○（商品よりも劣る品種）で草」という記事は、◯◯の内容によっては、対象の商品の信用力を貶めるようなものだったり、その企業の社会的評価を低下させるものだったりした場合、発信者情報開示請求の対象となり得るでしょう。なお、権利侵害として開示請求の対象となるか否かは、基本的に記事が投稿されたときを基準として判断されますので、事後の反論や謝罪は大きな影響を与えないでしょう。
ただ、事実上、事後の反論や謝罪の経緯を踏まえると、企業側があえて開示請求をしない可能性も大いにあるでしょう。