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あおた なおひろ
青田 直洋弁護士
藤枝市役所前法律事務所
静岡県藤枝市岡出山1-17-16 岡出山貸テナント102
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インタビュー | 青田 直洋弁護士 藤枝市役所前法律事務所

弱い立場の人に寄り添って異議あり!と叫びたい。テレビドラマに憧れた少年が弁護士に

静岡県藤枝市にある藤枝市役所前法律事務所の代表を務める青田 直洋(あおた なおひろ)弁護士。
子どものころにテレビドラマで見た「異議あり!」というセリフに憧れて弁護士をめざしました。

大学ではプログラミングやメディアについて学ぶものの、弁護士の夢を捨てきれず転身。
長年の苦労の末、ようやく司法試験合格を勝ち取りました。

弁護士になってからは、監護権争いや家族の間で起こった刑事事件など、子どもの安心を守る事件を担当。
そのやさしい笑顔の奥には、どのような想いが隠されているのでしょうか。

01 弁護士になったきっかけ

テレビドラマで見た異議あり!に憧れて。執念で掴んだ合格

――弁護士に憧れたのはいつでしたか?

子どものころ、テレビドラマで刑事事件の裁判のシーンを見たときでした。
弱い立場の人に寄り添う姿に憧れて、「異議あり!」って叫ぶのも格好いいなって思ったんです。
現実の裁判では中々使う場面はないんですけどね。


――子どものころはどのようなお子さんだったのですか?

リトルリーグ(子どもの硬式野球チーム)で練習に励む毎日でした。
子どもとはいえ、練習は本当に厳しかったんです。
あいさつや礼儀もきちんと教えてくれたのもリトルリーグでしたね。


――大学ではどのようなことを学んだのですか?

メディア学部という学部で、プログラミングやメディア(報道)について勉強していました。
当時はノートパソコンがまだ珍しく、プログラミングの勉強ができる学部も少なかったように思います。
プログラミングと並行して「メディアとはそもそも何か?」「新聞やテレビが与える影響は何か?」などメディアに関する勉強もしました。


――その後、弁護士を目指すのですね。キャリアを変えた理由は何だったのですか?

プログラミングもメディアも、いざ勉強してみると自分に合わないとわかったんです。
そんなとき、子どものころのことを思い出すと「やっぱり自分は弁護士になりたいんだ!」と気付きました。

そのときから猛勉強しましたが、弁護士になるまでにそれなりの時間がかかりました。
ただ、粘り強さはあるほうだと自負しているので、最後まで諦めずに無事合格を勝ち取ったんです。

02 弁護士としてのキャリア

悔しかった新人時代。やがて、自分で事務所が持てるほどに

――弁護士になったころは、仕事についてどう感じていましたか?

弁護士になったころは、右も左も分かりませんでした。
司法試験と実際の業務では、やはり異なることもあるんです。

刑事事件の接見で依頼者さま(被疑者)と話をして事務所に戻ったときのことです。
ボス弁(代表弁護士)から「これと、これを聞いてないじゃないか!」と怒られたんです。
悔しかったですが、どうにか努力して自分に不足する部分を補っていましたね。


――はじめの事務所ではどのような事件を扱っていたのですか?

広く一般民事を扱っていましたが、中でも交通事故が多かったですね。
私は交通事故の解決を通じて弁護士として必要なことを学んだ気がします。

いかに依頼者のために多くのお金を請求できるか、あるいは請求されるお金を少なくするか……。

両者はあらゆる分野の事件において基本的なことです。


――その後、どのようなきっかけで独立されたのですか?

事件が終了して依頼者の方から青田先生に頼んでよかったと言っていただけることが増えてきました。また、ここ数年間は一人で案件をこなしていたので「独立しても大丈夫」という思いがありました。

だから、独立する決意をしました。

03 強みを活かした解決事例①

子どもの安心を第一に考える。依頼者さまの生活を守った審判

――印象に残っている事件はありますか?

子の監護権に争いのある夫婦がいました。
夫婦と言っても離婚に向けて別居中で、監護権を単独で持ちたいと奥さまから依頼を受けたんです。

依頼を受ける前、お子さんが両親と別々に会う生活に対して非常に強いストレスを感じていたそうです。
そこで、奥さまが「子どものことを第一に考えた生活にしたい」と思っての依頼でした。


――奥さまはどのような気持ちだったのでしょうか?

単独での監護権を主張するということは、旦那さまに監護権を取られる可能性もあります。
奥さまは「もしかすると子どもと暮らせなくなるのではないか」と、とても不安に感じていました。


――それではお子さんも奥さまもつらいですね。

私は、裁判所での審判への対応を行いましたが、審判の終わり頃、裁判所からは、奥さまに対して「このまま審判を出せば監護権は奥さまに行く可能性が高い」との提案を受けることができました。


――どのような結果になったのですか?

無事に奥さまが監護権を有する旨の和解が成立しました。奥さまは無事お子さんと暮らせるようになったんです。

04 強みを活かした解決事例②

妻に暴力をふるった夫。接見する中で反省の態度を見せ謝罪へ

――ほかにも印象的だった事件はありますか?

刑事事件で印象的だったものがあります。
旦那さまが奥さまに暴力をふるってしまい、身の危険を感じた奥さまが警察に通報しました。
その結果、旦那さまが逮捕されてしまったんです。

しかも、まだ生まれたばかりのお子さんもいました。
ただでさえお子さんの面倒で大変な時期に旦那さまに暴力を振るわれて、奥さまはとてもつらかったと思います。


――それは酷いですね。

すぐに旦那さまの接見に行って話をしました。
しかし、旦那さまにも言い分があり、まったく反省していなかったんです。

こちらの話を聞いてもらえる状況ではありませんでした。


――そのとき、先生はどのように対応したのですか?

まず、旦那さまの話を最後まで聞きました。
一方的な言い分で聞くに堪えない部分もありましたが、ぐっと我慢して最後まで聞いたんです。

それから、「そうはいっても……」と少しずつ奥さまの話をしました。
すると、反省の態度を示すようになり最後にはきちんと奥さまに謝罪していました。
それでようやく示談が成立したんです。


――先生と話すなかで、旦那さまは反省したのですね。

結果的に旦那さまの身柄は釈放されました。
その時点で任を解かれたため、その後のことはあまり知りません。

ただ、奥さまは自分に対する暴力より、今後のお子さまとの生活を心配していました。
家族3人で仲良く暮らしていることを願うばかりです。

05 弁護士としての心がけ

大切なのは早く現実を知ること。取れる対策が多い間に相談へ

――弁護士としてこだわっていることはありますか?

法律用語は一般の方にとっては難しいものばかりです。
依頼者さまが分からない言葉があれば、丁寧に説明するようにしていますね。

依頼者さまと話しているとき、表情を見ると話を理解できていないと分かるんです。
そういったとき、法律用語を噛み砕いて分かりやすく説明すると、依頼者さまの表情が変わるんです。

学生のころに難解な用語が原因でプログラミングが分からず苦労した経験があるので、依頼者さまの気持ちはよく分かるつもりです。
今後も変わらず、このスタンスを続けていきます。


――実際に法律で困っている方に、どのようなメッセージを送りますか?

法律問題はあとになればなるほど、取れる対策(選択肢)が少なくなる可能性があります。
選択肢が少なくなると、依頼者さまの利益が小さくなるんです。
そのため、できるだけ早い段階で相談されることをおすすめしています。

もちろん、相談して悪いことが分かるのは怖いと思います。
ただ、早い段階で現実を知ることで、その怖さを冷静に見られるようになり、必要な対策を取ることができるようになります。

私の事務所では初回無料相談を実施しています。
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