のむら ゆうすけ
野村 優介弁護士
野村優介法律事務所
山陽姫路駅
兵庫県姫路市南町63 ミツワビル2階
企業法務の事例紹介 | 野村 優介弁護士 野村優介法律事務所
取扱事例1
- メーカー・製造業
請負契約解除への対応
依頼者:機械製作・加工会社
【相談前】
ある製品の製作の注文を受け、注文者から約3000万円相当の材料も受け取り、実際に製作にも取りかかっていたところ、突然注文者から、注文を取りやめて他の業者に製作を依頼する、材料も返してほしいとの連絡があった。依頼者さまは、すでに実際に製作に取りかかってはいるし、この注文で多額の売上げが立つ見込みであったにもかかわらず、突然無条件でやめると伝えられ、対応に困っていた。
【相談後】
法律上、請負契約の解除については、注文者からはいつでも解除はできるものの、それに伴い解除によって生じた損害も賠償しなければならない旨を弁護士から説明した。その上で、損害賠償義務が生じることを踏まえれば、引き続きこちらに製作を依頼した方がメリットは大きい旨を強調して、先方と協議すべきと弁護士から助言した。注文者が得意先であったことから、依頼者さまも話し合いで解決したいと思っていたものの、法的根拠やどの点を強調して交渉すればいいのかわからなかったとのことで、弁護士からのアドバイスを受けて安心されていた。
【先生のコメント】
請負契約に関する法的な権利義務関係は複雑であり、近年民法改正もあったことから、請負に関するトラブル解決にあたり、法律の専門家である弁護士の助言は不可欠だと思います。請負については、多額の請負報酬や損害賠償が問題となることも少なくなく、弁護士のアドバイス一つで大きな経済的利益が確保できることも珍しいことではありません。
また、弁護士に相談、依頼した場合に、訴訟などといった法的手続しか道はないというわけではなく、話し合いで取引先との関係を守りながら紛争解決していく方法も、弁護士は提案することができます。
ある製品の製作の注文を受け、注文者から約3000万円相当の材料も受け取り、実際に製作にも取りかかっていたところ、突然注文者から、注文を取りやめて他の業者に製作を依頼する、材料も返してほしいとの連絡があった。依頼者さまは、すでに実際に製作に取りかかってはいるし、この注文で多額の売上げが立つ見込みであったにもかかわらず、突然無条件でやめると伝えられ、対応に困っていた。
【相談後】
法律上、請負契約の解除については、注文者からはいつでも解除はできるものの、それに伴い解除によって生じた損害も賠償しなければならない旨を弁護士から説明した。その上で、損害賠償義務が生じることを踏まえれば、引き続きこちらに製作を依頼した方がメリットは大きい旨を強調して、先方と協議すべきと弁護士から助言した。注文者が得意先であったことから、依頼者さまも話し合いで解決したいと思っていたものの、法的根拠やどの点を強調して交渉すればいいのかわからなかったとのことで、弁護士からのアドバイスを受けて安心されていた。
【先生のコメント】
請負契約に関する法的な権利義務関係は複雑であり、近年民法改正もあったことから、請負に関するトラブル解決にあたり、法律の専門家である弁護士の助言は不可欠だと思います。請負については、多額の請負報酬や損害賠償が問題となることも少なくなく、弁護士のアドバイス一つで大きな経済的利益が確保できることも珍しいことではありません。
また、弁護士に相談、依頼した場合に、訴訟などといった法的手続しか道はないというわけではなく、話し合いで取引先との関係を守りながら紛争解決していく方法も、弁護士は提案することができます。