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やながわ ともき
柳川 智輝弁護士
弁護士法人オールニーズ法律事務所 東京上野オフィス
上野駅
東京都台東区東上野3-10-10テックビル601
対応体制
  • 初回面談無料
  • 夜間面談可
注意補足

初回相談無料。夜間の面談は事前予約が必要となります。

インタビュー | 柳川 智輝弁護士 弁護士法人オールニーズ法律事務所 東京上野オフィス

「事件に大きいも小さいもない」。交通事故で2億円の損害賠償金を手にした弁護士の決意と覚悟

神戸市に本拠を置くオールニーズ法律事務所。
2022年7月、新たな拠点として東京オフィスが開設されました。
そこで支店長を務めるのが、柳川 智輝(やながわ ともき)弁護士です。
相続や男女問題、交通事故などに強く、バイク事故の損害賠償請求訴訟で約2億円をもぎ取った実績もありますが、モットーは「事件に大きいも小さいもない」。
一人ひとりの依頼者のために、常に全力投球で挑む力強さの源泉とはーー。

01 弁護士としてのキャリア

都内の3支店を渡り歩き、支店長も。新事務所の東京オフィス責任者
ーー東京オフィスを開設される前は、どんな事務所で働いていらっしゃったんですか?

東京都内を中心に7つの本・支店を抱え、60人以上の弁護士が在籍する法律事務所に約8年間在籍していました。
六本木、北千住、新宿の各支店を渡り歩き、北千住オフィスでは支店長を、新宿に異動してからは3つの支店をまとめる支店統括を務めました。

当時からよく担当していたのは、不動産や離婚・男女問題、相続、交通事故などです。
現在もそのスタイルは変わらず、家事、民事、刑事事件などを幅広く扱っています。

現事務所は、2022年に神戸市で開設されたばかりの新しい法律事務所です。
そして、2つ目の拠点として2022年7月に東京オフィスを立ち上げました。
その支店長を、私が任されたかたちですね。

02 得意分野と強み①

相続分野の元マネージャー、身元保証相談士。生前対策から手厚く支援

ーー幅広い相談を受けるなかで、とくに重点的に扱ってきた分野を教えていただけますか?

ひとつは、相続です。
遺産分割協議や遺留分侵害額請求、遺言無効確認など、さまざまな紛争案件を扱ってきました。
遺言作成などの生前対策や事業承継、信託などの経験も豊富です。

というのも、以前の事務所では相続分野のマネージャーを務めていたんです。
事務所がお受けする相続案件について、7つの本・支店、60人超の弁護士を統括する責任者です。

また、当時は相談会も積極的に開催し、1日平均5〜6件の新規のご相談をお受けしていました。
これまでの累計相談件数は、おそらく200件を超えるでしょう。

加えて、身元保証相談士の資格(1級)も持っています。
これは、一般社団法人身元保証相談士協会が認定する民間資格。
その講座を通して、身寄りのない方の生活支援のほか、相続や財産管理、生前・死後の手続きなどについて理解を深めてきました。

そんな経験も踏まえ、遺言作成などの生前対策から手厚くサポートできるのが大きな強みといえます。


ーー親族間の相続争いは、お互いの感情が激しくぶつかり合うケースが多いと聞きます。

その通りです。
ですから、依頼者さまの感情にもしっかり寄り添うことが大切です。

なぜそのような事態になったのか。
どんなふうに解決したいのか。
不満、怒り、そして今後の願い。
決して一言では語れない、複雑なお気持ちへの共感力が必要です。
法律面でのサポートは大前提として、依頼者さまのお話にじっくり耳を傾けること。
私が大事にしているのは、そんな風に聞く耳を持つことです。


ーー争う相手方に対しては、どんな対応が必要になるんでしょうか?

それはケースバイケースですね。
相手の性格や態度に合わせて、ベストな手段を見出す必要があります。

相手が歩み寄る意思を示さないときは、裁判で徹底的に争うことになります。
過去に担当した事案でも、遺産分割をめぐって3人の兄弟が真っ向から対立したケースがありました。

発端は、被相続人が亡くなる直前に、兄弟のうちのひとりが約2,000万円にも上る大金を抜き出していた事実が判明したことでした。
私はその返金を依頼されたんですが、抜き出した本人がかなり感情的な方で、脅迫めいたことを言うような人だったんです。

ただ、最終的には裁判で和解し、お金は返還されることになりました。
相手を刺激しないように、一方でこちらも主張すべきことは主張する。
歩み寄る姿勢と、毅然とした振る舞い。
そんな硬軟織り交ぜた駆け引きが解決につながった事案でしたね。

03 得意分野と強み②

バイク事故で2億円の損害賠償金を獲得。「トリプル不倫」の難題も

ーーほかの分野では、どんな事件を担当してきたんでしょうか?印象に残っているエピソードを聞かせてください。

交通事故と男女問題。
2つの分野から、とくに記憶に残っている事件をご紹介します。

まずは交通事故。
バイクを運転していた当時19歳の青年が、センターラインを越えて突入してきた対向車を避けようとした際に、転倒して下半身不随の大ケガを負ってしまったんです。
歩くことができず、将来にわたって車いす生活を余儀なくされるような深刻な事態でした。


ーー具体的にどう進めていったんですか?

結果から先に申し上げますと、裁判を通じて約2億円の損害賠償金を手にすることができました。

治療費やご自宅のバリアフリー工事費、それに大きかったのが逸失利益と介護費です。
被害者はまだ19歳でした。
事故がなければ、将来にわたって多額の収入を得られたはずです。
同じように、これから長い人生を過ごす過程で膨大な介護費もかかります。
損害賠償金の総額は、当時在籍していた事務所の歴史において最も高額な水準。

ただ、これで終わりではありません。加害者の刑事責任を問う裁判もあったんです。


ーーその刑事裁判にも関わられたんですか?

被害者やご家族が、法廷で意見を述べる「被害者参加制度」というものがあります。
私はその代理人も任せていただき、厳罰を望む青年やご両親の思いを法廷で訴えたんです。
その内容は、しっかり判決に反映されました。

未来を奪われた青年の怒り、ご両親の無念。
それを思うと、なんと言葉をかけていいのかわかりません。
それでも、「なんとかしたい」「少しでも助けになりたい」という一心でしたね。


ーー胸が熱くなるエピソードでした。続いて、男女問題の事例もお聞きできますか?

ご紹介するのは、旦那さまが同時に3人の女性と不貞行為をしていた「三股不倫」に関する事件です。

奥さまからご依頼いただき、不倫相手の女性3人にそれぞれ慰謝料を請求することに。
そして、2人は訴訟、1人は交渉を通じ、3件ともに慰謝料を獲得することができました。
その総額は700万円近くに上り、奥さまにも納得いただけた事案でした。


ーー3件を同時に進める難しさはなかったんですか?

私にとっても、それは初めての経験でした。
心配だったのは、慰謝料を請求された女性たちが裏で結託すること。

3人が協力し、慰謝料を分担して支払うーー。
仮に相手側がそう主張してきたら、3人それぞれから慰謝料を獲得できた場合とくらべ、金額が大きく目減りしてしまう恐れがあったからです。

ですから、気づかれないよう、細心の注意を払いながら慎重に進めていきました。
結果的に、3人から個別に慰謝料を手にすることができてよかったですよ。

04 弁護士としての信念

「事件に大きいも小さいもない」。依頼者を守り抜く決意と覚悟

ーーご紹介いただいたどちらの事例も、覚悟や執念が伝わるものでした。

「事件に大きいも小さいもない」
「事件は現場で起きているんだ」

この言葉に、聞き覚えのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
テレビドラマ『踊る大捜査線』に登場する刑事たちが口にしたセリフです。
私はこのドラマに中学生のときに熱中し、職種は違いますが、のちに弁護士を目指すきっかけになりました。

世間やマスコミから注目される事件、社会の片隅で起こる事件。
どんな事件も、依頼者さまにとっては人生を左右する一大事です。

だからこそ、事件の大小を問わず、一つひとつの事件に全力を傾けるべきーー。

私の心の真ん中を貫いているのは、常にその思いです。
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