ささき りん

佐々木 臨弁護士

弁護士法人ネクスパート法律事務所

銀座駅

東京都中央区京橋2-5-22 キムラヤビル7階

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当事務所では、コロナウイルス対策の一環として電話やテレビ会議による面談の上でのご依頼も受付しています。 (※債務整理は、弁護士会の規定等で直接の面談義務が定められていますのでご来所をお願いします。) ご相談の際には対処方針・費用について丁寧にご説明致します。

貧困の現場から法曹界へ。無縁社会と向き合い続ける弁護士、その原点と亡き姉の存在

全国に11拠点を展開するネクスパート法律事務所(東京オフィス)の佐々木 臨(ささき りん)弁護士。
野宿生活者らが立ち上げた団体に勤めた後、弁護士に転身した異色のキャリアが光ります。
不貞の慰謝料をはじめとする離婚・男女問題を中心に、得意の交渉で円満解決へ導いてきました。
生きづらさを抱える人たちに、司法の手は行き届いているのか。
支援の現場で問い続ける日々に迫ります。

01 弁護士になるまでの道のり

ホームレス殺害に衝撃、貧困の現場に約10年。いざ法曹界へ

ーー弁護士になる前に、いろんなお仕事を経験されてきたようですね。

私のキャリアは、一風変わって見えるかもしれません。
そのひとつが、企業組合「あうん」での活動です。

「あうん」は、元野宿生活者が中心になって2002年に立ち上げた団体です。
おもな事業は、リサイクルショップの運営、引越しや家財の片付け、遺品整理などを行う便利屋業です。
失業状態の人やシングルマザー、引きこもり経験者などが数多く働いています。


ーーなぜそうした貧困の現場に長く身を置いてきたんですか?

関心を持つようになったのは、中学生のときでした。
日雇い労働者の町、横浜の寿町で路上生活者が少年に殺害された事件をご存知ですか?
それに衝撃とショックを受けたんです。

貧困や母子家庭、DV(家庭内暴力)などに問題意識が向くようになり、同時に漠然と弁護士の仕事にも興味を抱くようになりました。

ただ、弁護士として働く前に、社会のいろんな現実を自分の目で確かめたい。
そんな思いである日、ホームレスの炊き出し支援の現場に顔を出したときに、「あうん」を紹介してもらったんです。

その後は「あうん」で働きながら司法試験の勉強を続け、10年ほど経ったタイミングで弁護士に転身しました。

02 取扱分野と解決事例

不貞の慰謝料、交渉で「ゼロ和解」。相手の弱みにつけ込む駆け引き

ーー弁護士になった現在は、どんな案件を重点的に扱っているのでしょうか?

家事事件と一般民事が中心です。
とくに離婚・男女問題のご依頼が多く、債務整理や交通事故、相続、刑事事件などが続くかたちです。

どの分野も幅広くカバーしているのが、当事務所の特徴です。
これまでに、例えば債務整理では5,000件を超えるご相談をいただいており、相続でも約2,000件の取扱実績があります。
刑事事件では、とくに痴漢や盗撮、強制わいせつに強いですね。

そして、男女トラブルで多いご相談のひとつが、不貞の慰謝料に関する問題です。


ーー不貞の慰謝料について、佐々木先生が担当した事件にはどんなものがありますか?

不貞の慰謝料を請求された、20歳の女性の代理人を務めた事案があります。
依頼者さまが過去に交際していた男性の妻から、200万円の慰謝料を請求されてしまったんです。

ただ、こちらにも言い分がありました。
依頼者さまがその男性と知り合ったのは、17歳のときでした。
未成年ですから、男性は青少年保護育成条例違反です。
しかも交際当時、依頼者さまに既婚者であることを隠していたそうなんです。
つまり、貞操権(ていそうけん)侵害に当たる可能性もありました。

男性の妻はかなり怒っていましたが、依頼者さまのご両親も「未成年の娘に手を出すなんて」と憤慨し、「裁判で徹底的に争いたい」とおっしゃっていたんです。


ーーそれで、訴訟に持ち込んだのですか?

いいえ、最終的には裁判をせず、どちらも金銭を支払わない「ゼロ和解」で決着させることにしました。

というのも、不貞行為と貞操権侵害を比べると、慰謝料の相場ではこちらがやや不利となり、いくらか支払わなければならないリスクがあったからです。
ですから、貞操権侵害を主張しない代わりに、相手も慰謝料を請求しない、かつ男性が謝罪する条件で双方とも主張を取り下げる方向へ持ち込みました。


ーーでも、お互いにかなりヒートアップしていたんですよね?

そこは粘り強く説得するしかありませんでしたね。

まずは、相手側です。
相手には代理人がおらず、本人との直接交渉でした。
感情的になっているし、周りに説得してくれる人もいないので大変だったんです。
それでも怒りを鎮めるために、まずはひたすら話を聞くことから始めました。

ただ、言うべきことをビシッと伝える必要もあります。
例えば、当時2人が交際していた時期は遠距離恋愛だったので、依頼者さまが相手を既婚者だと認識しづらい状況にありました。
つまり、こちらには過失がないーー。
そんな風に相手の弱点を突きながら、交渉を有利に進めたんです。

一方、依頼者さまに対してはどうしたか。
訴訟だと何年も長引く可能性があること、疲弊するうえに、慰謝料の支払いを命じられる事態を排除できないことなどを丁寧にお伝えしました。
その結果、最終的に「ゼロ和解」の提案にご理解いただけたんです。

03 依頼者との向き合い方

社会の片隅から、声を上げる。相手の書面は解説を添えて共有

ーー交渉を得意とされているんでしょうか?

変な言い方かもしれませんが、得意でもあり、「好き」とも言えるかもしれません。
元来、人と話すことが好きで、私にとって交渉や説得はその延長線上にあるものなのかもしれませんね。

同時に、「あうん」の現場でいろんな境遇の人たちと接してきたことも大きいはずです。

例えば、都営住宅に暮らす高齢女性の部屋を片付けたときのことです。
女性は足腰が弱っていて、立ち上がることもままならず、部屋のなかがゴミ屋敷のような状態だったんです。
それを掃除するのが私たちの仕事ですが、女性からしたらそんな姿を他人に見られたくないわけですよ。
ですから、最初は「入ってくるな」と頑なに拒否されたんです。


ーーそれでも、なんとか打ち解けようとするわけですか?

その女性とは、何度も通ううちに少しずつ親しくなり、部屋の片付けも無事完了できました。
そして、衰弱している様子だったので福祉事務所と救急隊員につなぎ、静養のために入院してもらったんです。

社会の片隅で、誰に頼ることもできず、孤独のなかで懸命に生きている人たちがいます。
ささやかながら、そんな人たちの人生のリスタートをお手伝いできることは、大きなやりがいでしたね。


ーー親身に寄り添い、心を通じ合わせる。それは、弁護士として依頼者に接する際も大事になりそうです。

「あうん」の経験すべてが弁護士の仕事とイコールでつながるわけではないと思いますが、似ている部分、活かせている面は少なくないはずです。

私にとって、依頼者さまと信頼関係をつくることは、何よりも大事なこと。
そのためには、事務的な作業も一切手を抜きません。

例えば、書面の確認作業です。
相手側から送られてきた書面はそのまま依頼者さまに投げるのではなく、内容の解説や見通しなどを添えたうえで、共有するようにしているんです。

書面には相手の主張がびっしり並んでいるので、そのままお渡ししてしまうと、怒りや不安が湧いてくるはずです。
すべては、依頼者さまに少しでも安心していただきたい思いからなんです。

04 今後の弁護士人生

少年事件、母子家庭、DV。「人のために生きる」亡き姉に姿重ね

ーー依頼者思いの弁護士なんですね。

私を含め、人間誰しも弱みや不安を抱えて生きていると思うんです。
問題なのは、それをさらけ出しづらい世の中の空気、支え合いが希薄になっている社会にあるのではないでしょうか。
みなさんの悩みや不安は、包み隠さずすべて私にぶつけていただきたいんです。


ーーこれからの弁護士人生で、挑戦したいことなどはありますか?

寿町のホームレス殺害事件に影響を受けたこともあり、弁護士を目指しはじめた当初から刑事事件にも強い関心がありました。
とくに少年事件、それに貧困や母子家庭、DVの問題も深刻です。

なかなか支援の手が行き届いていないような分野、あるいはお金がなくて弁護士に頼めないような人たち。
将来的には、そういったところで力になりたいですね。

そんな私の根底にあるのは、今は亡き姉の存在なんです。
昔から病弱だったんですが、生前は精神疾患を抱える人たちの施設などで働いていました。
家族や身の回りの人にもすごくやさしくて、人のために生きているような人だったんです。

姉に恥じない生き方をしたい。
姉のように、人の役に立てるような仕事がしたい。
そんな思いも胸に、これからも依頼者さまのために力を尽くしていく覚悟です。
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