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なかじま けいた
中島 圭太弁護士
桜上水法律事務所
桜上水駅
東京都杉並区下高井戸3-11-1
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注意補足

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相続・遺言の事例紹介 | 中島 圭太弁護士 桜上水法律事務所

取扱事例1
  • 遺産分割
疎遠になっていた親族との遺産分割
【相談前】
依頼者の家族構成は依頼者の父母と兄でした。
依頼者の兄は結婚をし、子どもがいました。
しかし、兄と実家は折り合いが悪く、疎遠になっていました。
依頼者の父親が他界し、依頼者は母親と同居をしながら身の回りの世話や介護担当していました。
依頼者は母親の世話をする代わりに、生活費の一部を負担してもらっていました。
母と同居をしている際に、兄がなくなったとの連絡を受けましたが、長い間疎遠になっていたこともあり、簡単な連絡を取るだけでした。
依頼者の母親がなくなり、葬儀も終わったころ、兄の子どもから自分も相続人なので、遺産分割をしたいとの連絡を受けました。
依頼者は、疎遠になっている兄の子ども(依頼者の姪甥)からの突然の連絡に驚きました。
遺産分割をするにしても、自分が母親の介護などをしていたので、それを考慮してほしいと伝えましたが、協議はうまくいきませんでした。

【相談後】
依頼者の相続事件は遺産分割調停で話し合いを進めることにしました。
そのうえで、依頼者がした介護の負担などを寄与分として主張をしました。
寄与分は認められにくいこともあり、相手方や裁判所も当所はなかなか難しいとの話をしていました。
そこで、依頼者のした介護などの状況を、寄与分の要件を考慮しながら詳細に伝えました。
その結果、相手も譲歩する姿勢を示し、依頼者に法定相続分を超える形での合意が成立しました。

【先生のコメント】
この事件は、疎遠になっている兄の子どもという関係性がかなり薄い間柄での遺産分割ですので、感情的になってしまうこともあり、当事者だけでは話し合いをすることが難しい事案でした。
また、寄与分の主張は認められにくいうえに、何を主張するべきか分かりにくいことが多い分野です。
この事例の依頼者は、弁護士に依頼することによって、法的に整理したうえで、詳細な主張をしたことが合意につながりました。
遺産相続は、いろいろな法的視点が必要なうえ、親族同士ということもあり感情的になりやすく、話し合いが進まないことがあります。
そのような場合には、ぜひ弁護士にご相談ください。

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