借金・債務整理の事例紹介 | 木村 高康弁護士 弁護士法人サリュ

取扱事例1

• 任意整理

亡くなった父親の借金を無事解決

依頼者：50代前半　男性

【相談内容】
４年前に亡くなった父親に借金があることが分かり、どうすればいいかわからず、相談にこられました。
借金がどれだけあるか分からない状態でした。

【解決の結果】
亡くなった方の借金の解決方法はいくつかあります。
①相続の放棄
②時効援用
③任意整理

①の相続の放棄は、原則として、相続を知ったときから3ヶ月以内に行う必要がありましたが、本件では、すでに4年が過ぎていました。
そのため、相続の放棄は簡単ではないと考えました。
一方で、②時効援用や③任意整理では、他に借金があった場合に、その都度、私達専門家が対応しないといけません。
これでは、相談者の負担が大きくなってしまいます。

そこで、私は、簡単ではないですが、3年前の相続について、相続の放棄を行う方針をとりました。
相談者と打ち合わせを行い、死亡時すぐに相続の放棄ができなかったことに正当な理由があることを説明し、裁判所に受理をしてもらいました。
相続の放棄が受理された結果、督促状を送っていた債権者は、回収をあきらめました。

そして、相続の放棄の受理証明書を相談者に交付し、今後、他の債権者から連絡がきても、これを渡すようアドバイスをしました。
これにより、相談者は、無事、借金を解決することができました。