社内での窃盗について

職場の物が複数盗難にあい、疑わしい職員があがりました。決定的だったのはメルカリで転売していたのが判明したからです。
でも現行犯ではないし、あくまでも疑い。
数日して、自分から上司に「自分がやりました」と報告がありました。社長にも謝罪に行き、猛省の様子だったようです。社長や上司は長年勤めていただき感謝しているし、解雇ではなく自己都合退職という形におさめました。真面目で優しく、仕事ができる社員だったので自分も非常に残念です。けれど罪を犯したことにはかわりないので、本人は反省していると思います。社長は事件になるのを恐れているのか、刑事問題にはしませんでした。窃盗という罪を犯したのに、こういう場合は示談したということになるのでしょうか。同じ社員として納得がいきません。彼は犯罪者です。いつか彼とどこかで再開するかもしれません。彼になんと声をかけるべきでしょうか。そんなふうに思う自分も辛いです。

まず法的には、たしかに窃盗罪ないし横領罪は親告罪ではない、つまり被害者が告訴しなくとも起訴できる犯罪ですので、やろうと思えば警察も捜査できますが、被害者である会社が許している以上、間違いなく立件されないでしょう。

その他の問題として、その方に対する対応ですが。

おそらく、あなたには「あいつは犯罪者であり、自分とは違う人種だ」とのお考えが根底にあるものと思われます。
しかし、われわれのように普段の仕事で犯罪に手を染めた方に多く接していると、彼らは決して別の人種ではなく、例えば切羽詰まった支払いに困りやむなくとか、誰も見ていないところでつい魔が差してとか、一歩間違えたら自分自身も同じ落とし穴にはまっていたかもしれないと思うケースも多く見かけるのです。
ですので、あなたが罪を犯した人を非難するのはもちろん構わないのですが、「罪を憎んで人を憎まず」という考え方もあります。

これは考え方の違いですので、押し付けるつもりはありません。
相手の方を町で見かけても、無理に声をかける必要もないでしょう。

A先生、回答ありがとうございました。本当にそうですね、犯罪は悪いことですがその人を憎むのは間違いであると少し思えるようになりました。
おっしゃる通り、社長が訴えたりはしないと本人にも約束していたので事件になることはないでしょう。他社員にも口外しないように、と伝えています。
長年真面目に働いてきたが、最後に間違いを犯したというだけ。優れた人間でも間違うことはあるということ。もう二度と一緒に仕事をすることもないのだし、この社員を憎むのはもうやめます。ただ、その社員が再び間違いを起こすことなく、真っ直ぐに生きていけるようにと願うばかりです。

ありがとうございました。