横領の弁済額について。

昨年9月〜11月に数度に渡り会社の売上金を合計20万前後横領してしまい、会社にはその事実と返済の意思を伝え自主退社致しました。

現在、相手方の代理弁護士から被害額の弁済を求められているのですが、金額が自身で把握している額よりかなり大きく、今月末までに弁済出来なければ法的手段を取るとの一筆がありました。
請求書には具体的な日付、被害額の記載もありましたが、勿論身に覚えがあるものもあればそうでないものも混ざっており、それらも全て弁済請求されている状況です。

金銭面でどうしても弁護士に依頼する事が難しく自身で相手方と交渉する場合、請求額に納得いかない場合でも相手方の請求通りに弁済に応じるべきなのでしょうか。また、弁済後に相手方が法的手段を取る可能性もあるのでしょうか。

1 請求通りに応じるべきかという点ですが、ひとまずは日付や被害額のほか、なぜ(身に覚えのない)分をこちらの責任だと考えたのか、その理由を聞いてから判断されるのが良いと思います。

2 弁済後に相手が法的手段をとる可能性ですが、例えば
 ①納得いく金額について支払った後で、
 ②(身に覚えがないので)払わなかったが、相手方が請求してきた分について、
 何らかの法的手段を取ってくる可能性があります。

 具体的には、刑事告訴や裁判となります。

 ただ、刑事処分や、裁判で相手の請求を認めるとなると、相談者さんがやった、ということの立証が必要になります。身に覚えがない分についても責任が認められる可能性については、ネット相談では難しいのでお近くで(依頼しないにせよ)面談相談に行ってみることをお勧めします。