他界した父の預金が第三者に引き出されてしまいました。相続人としての対応は?
本当に困っております。どうかご指導の程、よろしくお願い致します。
今年の1月中旬に父が他界しました。父は会社を経営していましたが、数年前に社長を当時役員であったT氏(女性)に譲り、自身は登記上記載のない会長として会社に関わっておりました。
相続人である母は既に他界しており、私は長女で下に弟がおります。
1月中旬に父亡き後、相続関係で通帳を確認したところ、3冊あるはずの通帳が2冊しかなく、残り1冊(以後Y通帳)はT氏が持っていました。
父は昨年12月5日に入院してからすぐに歩行もままならない状態になり、見舞いに来たT氏に、会社関係雑務、ついでに自身の記帳等を頼んでいたようです。
私達の手元に通帳が無いのでキャッシュカードで残高を確認したところ、父が生前言っていた残高と違っていました。1月初めに父は、Y通帳には年金が入って90万近くあるからここから○○に使うように、、、と言っていましたが、実際は残高4万円位しか残っていませんでした。(他の2冊の通帳残高は父の言った金額通りなので、この通帳残高だけ父の記憶違いということはまず無いと考えられます)
Y通帳の履歴を取って調べたところ、前月12月に確かに90万近い残高がありましたが、17日に50万、25日に40万の2回に分けて引き出されていました。
12月の入院時からY通帳を持っていたT氏に確認すると、「あのお金は私がN氏(父)に貸してたのを返してもらったのよ」と言っていました。ですが、通帳が手元に郵送されて来た時には、ポストイットで「会長に渡し済み」と該当箇所に貼ってありました。
また、12月下旬から1月亡くなるまで、父はT氏に早く通帳を返すように再三言っていたのですが、T氏はお見舞いには来るものの通帳は忘れたと言って返しませんでした。
既に引き出して残高が無いため返せなかったのでは?という声もあります。
というのも、どうやら資金繰りに困っていたようで、Y通帳から引き出された12月の2回の引落日が、それぞれ、会社の買掛金支払日と一致し、その支払いに使用されたのではないかと当時の従業員も言っており、明らかに疑わしいのです。
また、父所有の物件を昨年11月まで会社が借りていたのですが、家賃入金通帳を追ってみると、最後月の11月分の倉庫家賃10万円が未払いなのです。T氏に督促しましたが、父が亡くなったからかもう支払う気は無いようです。
私達相続人はどうしたらよいのでしょうか?
このまま泣き寝入りするしかないのでしょうか?
Y通帳は父名義、支払のために入金した通帳は会社名義となります。
問題の通帳が会社名義なのかお父様名義なのかがハッキリしませんが、いずれにせよT氏が権限なく引き出して私的に費消していたのであれば、不当利得として返還を求めることが考えられます。
お近くの弁護士にご相談することをお勧めいたします。
お忙しい中での回答を、本当に有り難うございます。
Y通帳は父の名義で、入金した通帳は会社名義の通帳です。
実は今までに、3箇所の弁護士事務所に相談を申し入れたところ、3箇所とも電話口で「うちの着手金幾らか知ってる?」や「その会社の財務状況はどうなの?赤字じゃ取れないじゃん」、「お父様がきちんとしていないのが悪い」と、面会すらしてもらえませんでした。今はもう、どこも相手にしてもらえないのではないかと怖くて電話できずにいます。なので、回答を下さった先生には感謝の気持ちで一杯です。
有り難うございました。