海外デザイナーの作品が一部、許諾なしに製品化されてしまいました

こんにちは。フランスのデザイナーのエージェントをしております。日本側の企業のエージェントが、誤って、許諾なしで、違法にフランスのデザイナーの作品の使用をクライアント企業に許可し、製品化されてしまいました。大半はきちんと許諾されたものを製品化しているのですが、全商品のうち10%ほど違法のものが入ってしまっています。フランスのデザイナーは、フランスより弁護士を雇って、そのエージェント企業に損害賠償請求をしたいといっておりますが、このような場合、流れとしては、どんな感じになりますでしょうか?また、日本国内でも弁護士を雇う必要が出てくると思いますが、費用は、最低いくらくらい、また期間はどれくらいを考えておく必要がありますか?

当事者間で締結されている契約書に裁判管轄や国際仲裁の規定が設けられていると思います。費用は、紛争の舞台が裁判所か仲裁機関か、日本かフランスかで変わってくるため、事案の詳細や請求原因も分からない状況で見積もるのは容易ではありません。また、直接の交渉が専らエージェント間で行われていることが推測されますので、契約当事者だけではなく、双方のエージェントも紛争に巻き込まれることが予想されます。利益状況によっては、契約当事者、エージェントのそれぞれが原告や被告になる可能性もあり、その場合、各自、別々の弁護士を立てる必要性が生じるかもしれません。

お忙しいところ回答ありがとうございます。いろいろと状況によって費用は変わってくるということですね。ただ、一点確認したいことは、30 -50万円相当のビジネスで、国際間で裁判まですることは、訴える側として、費用的に割に合うかどうか、ということです。例えば、時間をかけて勝訴しても、結局トータルで考えると、割に合わないということになったりはしないでしょうか?アドバイスいただけると幸いです。