訴訟の進め方について

慰謝料請求の訴訟を起こされた被告の立場にあります。
答弁書の書き方、減額交渉の仕方について教えていただきたく投稿しました。

訴状の内容は、一部事実と異なる記載はありましたが、罪については認める考えです。
事実と異なる点は違うといいつつも、罪は認める上で減額交渉をしたいのですが、進め方がわかりません。

1 この場合、趣旨に対する答弁は「請求を棄却する」でよいのでしょうか

2 減額交渉はどのようにしていけばいいのでしょうか

以上となります。
どうぞよろしくお願い致します。

1については
 原告の請求を棄却する
 訴訟費用は被告の負担とする
というものでよいと思います。

2については
 請求原因事実について、事実と異なる点は否認したうえで自らの認識している事実を述べ、答弁書の文体としても原告の気持ちを和らげられるようなやわらかい書き方をしたうえで、責任は感じているが慰謝料額についてご考慮願いたい旨をお書きになられてもよいとは思います。
 ただ、原告に代理人がついているなら、裁判所に提出する書面で表現するのではなく電話等でこちらの事情や準備できる金額を伝えて金額的な交渉をするのが通常です。原告の本人訴訟なのであれば、裁判所に和解を進めてもらうように申し入れ、調整してもらうべきかと思います。

1 この場合、趣旨に対する答弁は「請求を棄却する」でよいのでしょうか

はい。

2 減額交渉はどのようにしていけばいいのでしょうか

期日外で、相手(の弁護士)と交渉することもありますし、相談者も和解希望、相手も場合によっては和解希望ということであれば、裁判所の判断で、期日に和解の場を設ける場合もあると思います。

辻村先生
原田先生

ご丁寧な説明とアドバイスをいただきありがとうございました
参考にさせていただきます