メールでの誹謗中傷、意見について

会社のHP問い合わせ欄にて、
・従業員の性格が冷たい、対応が悪い、落ち着きがない
・とある出来事に対して、担当者以外が担当したことについての意見
が書き込まれていました。

メールは、基本的に社長が受信していますが、小さい会社のため職員全員が知っている状態です。
この場合、弁護士が発信者特定をすることは可能ですか?

この場合、弁護士が発信者特定をすることは可能ですか?

相手のメールアドレスが分かれば、調べられる可能性はあります。
ただ、例えば、フリーメールだと、難しい場合もあるかもしれません。

その書き込みをした人物を特定するには、確かに「発信者情報開示請求」の手続をすることが考えられます。
そして、この手続は、必ずしも弁護士に依頼しなくても、ご自分でやることができます。
プロバイダーを通じて、書き込みをした人物にあなたのお名前が伝わることは覚悟しなければなりませんが、これは弁護士に依頼したところで変わりません。
請求書の書式は、こちらのサイトにあります➝ http://www.isplaw.jp/
しかしながら、そもそも、この発信者情報開示請求が認められるためには、「侵害された権利」が何か、「権利が明らかに侵害されたとする理由」は何か、を特定しなければなりません。
ご質問のケースだと、たとえその書き込みの内容に、あなたにとって不本意な点があったとしても、書き込みが理由で解雇されたり、何らかの不利益な処分や処遇を受けたりしたのでない限り、権利の侵害とは認められないおそれがあるのではないかと危惧します。

すみません、1点訂正します。
請求書の書式(http://www.isplaw.jp/d_form.pdf)には、「発信者に示したくない私の情報(複数選択可)」との項目があり、個人の氏名はこれに含まれますので、
ただし、会社が請求する場合は、匿名にすることはできません。