婚姻費用、養育費の決め方について知りたいです

婚姻費用、養育費について質問です。
いろんな個別事情があるので一概には言えないと思いますが、支払う側が高額所得者の場合、算定表の頭打ちという考えと、収入に応じて増えていくという考えのどちらが多いですか?最近の裁判所の考えはどちらのほうが多いでしょうか?

非常に所得が多い場合、ある程度の金額までいったら、頭打ちになるのが一般的です。相手が合意すれば際限がありませんが、裁判所的にはそうです。

結局、算定表しか採用されないということでしょうか?

どちらが多いかというご質問ですが、同じ裁判官でも個別のケースで判断を分けることもあるので、多いかどうかということを議論してもあまり意味がありません。
婚姻費用の考え方として、扶助という要素もあることから贅沢費用までまかなう必要はないという考え方が一応あるので、算定表の上限や+α程度で十分という扱いが多いことは確かです。
しかし、婚姻中の生活実態(居住費やその他)やその他の事情から、金額として月額4、50万円の金額では足りないというケースもありますので、全体としてどちらが多いかという議論はあまり意味がないかもしれません。

裁判官によっても考え方がまちまちなのですね。
ということは、算定表に囚われず、実態や必要性など要望や主張を根気よく伝えることが判断に大きく影響するということですね。
ありがとうございました。