法定更新において「契約更新を確認できる書面」
家賃補助のある会社に就職することとなったため、賃貸借契約書を見せるように言われました。
ここで手元にある書類を確認したところ、次のような状況になっています。
①当初交わした賃貸借契約書の契約期間は既に過ぎている。
②その後、契約更新合意書を交わしたが、その契約期間も既に過ぎている。
③その後、現在を含む契約期間での契約更新合意書を交わしていない。
④すなわち、現状は、法定更新に移行している。(と理解しています。)
会社には、④を説明し、②の書類と、直近の家賃支払い票を示しましたが、「契約更新がされていることの文言等が確認できるような、契約更新を確認できる書面」を提出するようにと言われました。
【質問1】
改めて契約更新合意書を交わす以外に、「契約更新を確認できる書面」を示す手段はありませんでしょうか?
【質問2】
②の期間が切れたのちに賃貸人より受領した書類(社名変更のお知らせ)があります。これは「契約更新を確認できる書面」といえるでしょうか?
※賃借人個人名宛、賃貸人の捺印あり(社名変更後の印鑑ですが)、発行日の記載あり。
※但し、「契約更新がされている」などのワードを用いた文言等はありません。
賃貸借契約や更新合意書において自動更新条項がないのであれば法定更新によって期間の定めのない賃貸借契約に移行していると考えてよいかと存じます。会社に対しては、その旨を説明するほかないように思われます。
あなたが説明しても会社が納得しない場合、たとえば、弁護士の意見書等を提出すればよいのか尋ねることが考えられます。3~5万円程度払えば書いてくれる弁護士は見つかると思いますので更新料を払って更新合意書を交わすよりも安上がりな可能性があります。