兄弟間の借金トラブル

兄妹間の不動産、借金トラブルの相談です。
1992年に兄Aが立案し、母と兄Aと兄Bと姉Cの共有名義の土地にマンションを母親名義(母親は建てて2年で亡くなる)で、兄姉らが住む部屋、プラス賃貸部屋のマンションを建てました。うちの家は少し離れた場所の土地を相続して戸建てに住んでいた為、入居を勧められましたがマンションには入居しませんでした。建設から20数年経過し賃貸の方の未払い、夜逃げ他トラブルが重なり、マンションの建築費用の支払が滞り銀行に裁判を起こされ、マンションの土地は兄姉3人ABCの共有名義(うちは入ってません)になっており売りにくい?ため、建設したマンションとは少し離れた場所にある兄A名義のアパート2つ、そしてその隣のうちが差し押さえられました。兄の説明では借金が親の名義のまま?なので子供である、うちの土地も差し押さえられた、とのことでした、家を手放したくない一心で、また後で何とか返すからという兄Aの言葉を信じて、兄Aに言われるまま、うちの差し押さえを解くため、またマンション建設費返済のため、貯蓄全ての合計3500万円を支払って(振込)しまいました。

対価分のマンションの部屋をうちの物にしてもらうか、部屋を売却してお金を返すという約束(口約束)でしたが、マンションの土地の共有名義の整理(現在所有者3人兄姉ABCはこの借金の件で不仲)ができないと売却等ができないとの理由で、3年経過しましたが一銭も返してもらえてなく、うちが困っていることは伝えてはいるのですが、兄姉ABCの土地整理も動く様子がありません。
兄Aはマンションの家賃収入もあり生活に困っている様子はありません。
うちの物になる予定のマンションの部屋の固定資産税を払ってほしい、という手紙はくるので、土地の整理がつけば対価分の部屋を渡す気持ちはあると信じてはいます。
主人はアルツハイマー病で介護が必要になり、貯蓄もなくこの先不安なので、一刻も早く返済かマンション譲渡をしてもらいたいと思っています。
裁判をして返済をしてもらえる見込みはあるでしょうか?
宜しくお願いいたします。

話の前提として、誰の債務なのか。
親とすれば、相続人である子らが債務を法定相続してますからね。
あなたもその中にはいりますね。
親の債務はどのように扱う話だったのか。
また、差し押さえられた土地と建物の謄本を取ってみるといいでしょう。
現在の名義人がわかるでしょう。
あなたが出したお金は貸金なのか立て替えたのか、誰に対して。
返済義務者は誰なのか、兄ですかね。
状況を整理して、調停でも申し立てるといいでしょう。

兄が建築に詳しい者なので信用して全任してしまい、建設費用が親名義のままになっていたことも、自宅が抵当に入ってしまうことも、銀行に裁判を起こされてから知りました。任せっぱなしで自分で把握してなかったのが最大のミスです。
時系列で事実を再確認し、調停の方向で考えていきたいと思います。
ありがとうございました、
大変ためになりました。

ご相談者様の相続分を超える債務の支払については,他の債務者であるABCに対して求償権が発生しているのではないでしょうか。

調停か,あるいは求償金請求訴訟をABCに起こして,ABC名義の土地建物を差押えられる状態に追い込めば,ABCも解決のために土地建物の名義一部移転などに動かざるを得なくなると思います。

一度面談の上で正式に弁護士にご相談されることをお勧めいたします。