楽器を間違いなく演奏しているという確証がなければ訴訟を起こしたところで無意味でしょうか?
私は奥さんと新生児の赤子がいる30代の会社員です。
いま住んでいるマンションの階上の騒音に大変困っています。
私達が住んでいるマンションは楽器不可の建物なのですが階上から明らかに電子ドラムを叩いているような音が昼夜問わず聞こえてきます。
本件について管理会社へ問い合わせし、マンションの掲示板への注意喚起の貼り紙、管理者から階上の方への電話をするも電話には一切出ず注意喚起の話ができず、管理会社からはこれ以上の対応はできないと言われました。
階上の騒音は続き、警察へ通報し階上に行ってもらうも居留守。警察の方には私達の部屋に入ってもらい、実際に騒音を確認していただくも、階上の住居の方が出てこないことにはどうしようもできない、また騒音が酷ければ通報してほしい。ということで終わりました。
いま、この相談を書いている間も騒音は続いています。
最近では、電子ドラムの音が耳に染みつきどこにでも音が聞こえているような感覚になります。
冒頭にも書きましたが新生児の赤子いる為、今後は更に神経質になりうる可能性が高いことから相談をさせて頂きました。
階上の方への損害賠償請求もしくは管理会社への損害賠償請求等を考えております。もし、引越しということになれば、引越し費用等を請求したい思いです。
たつや様
非常にお困りのことと存じます。
まず、注意点としては、たつや様がご自身で直接階上の住人とやり取りをすることはお控えください。
たつや様の主張に正当性があったとしても逆恨みなどをされるリスクがございますので、必ず、当該住人への働きかけは、管理会社又は警察を介して行うようにしてください。
次に、そのような状況であれば、管理会社や賃貸人側が適切な対応をしないことを理由に引っ越し費用等を請求することはできる可能性はございます。
ただ、裏付けとなる資料や管理会社側のやり取りの記録などをきちんと整理して準備しておく必要がございます。
いずれにしましても、今後の対応を包括的に検討した方がよいものと思われますので、一度個別に弁護士にご相談いただくことをお勧めいたします。
迅速な回答ありがとうございます。
ちなみに騒音は受忍限度を超えているか否かという部分が訴訟を起こす上で重要なポイントになると考えているのですが、受忍限度を超えていない時は相談は難しいのでしょうか?
こういう事案では、訴訟は最後の手段とすべきなので、訴訟に至るまでに色々と試みる必要があるという点は、まずご理解ください。
ご質問の件ですが、訴訟で最終的に当該住人に慰謝料請求をし、裁判所に認められるためには、ご指摘のとおり、受忍限度を超えているかが重要な判断基準となります。その中で、dbなどの記録が重要となることは間違いありません。
ただ、弁護士に相談するかどうかは、あくまでもたつや様やご家族の感覚で、我慢できないものであればご相談いただけばよいと思います。
まずは、不動産トラブルに詳しい弁護士に相談し、見通し等をご確認いただくことをお勧めいたします。
再度の迅速な回答ありがとうございました!
まずは、相談から行わせていただきたいと思います。