不動産賃借人への退去願書について

不動産アパートを所有しています。

1階に住む賃借人について退去をお願いしたいと思っております。
生活音がうるさいと、度々クレームがあり
2階の賃貸募集もなかなか決まらない中

退去の理由として当方が提示できることが有効かどうか?
判断いただき、賃借人へ書面にて退去願いを通知できたらと思っています。

理由として
1・築年数33年のアパートを昨年リノベーションしたところ
  かなり杜撰な工事で、柱が腐食しており地震の際に建物の崩壊の恐れが否めない。
  (建築業者に指摘されましたが、耐震業者から言われたわけではございません)
  これを理由にできないか?

2・上記内容を賃借人にお伝えしたところ(杜撰な工事の為建物の耐震性に問題があること)
  賃借人本人の口から、もし震災などで建物が崩壊し、怪我でもしたらそれを承知で貸していた
  大家(貴方)を訴えてやる。と申しておりました。

  この様な場合、弁護士様や士業の先生方の法的有効と思われる内容を記述した退去願書を作成していただき
  賃借人へ通達できれば、ご本人は受け入れ退去する方向へ行くかと感ずるところがありますため

  このような内容の願書を書いていただくにはどこに相談すればよいのかわからず
  投稿させていただきました。

  お忙しい中誠に恐縮ではございますが、ご回答いただけましたら幸いです。
  どうぞよろしくお願いいたします。
  
 

「かなり杜撰な工事で、柱が腐食しており地震の際に建物の崩壊の恐れが否めない。」というだけでは、
実際の所どの程度危険性があり、補修や建て替えの必要性がどのくらい高いか(さらには、それを
理由として退去してもらう必要性がどの程度高いか)が分からないので、お答えしづらいところであります。
耐震性に不安があるというだけでは、退去の理由として弱く、相当程度の立ち退き料を上乗せしなければ
ならないのではないかと考えます。
立ち退き料の相場については、弁護士に個別にご相談された方がよいと思います。

耐震性の点を理由に退去を求める場合には,賃貸借契約の更新拒絶の問題となり,正当事由有りといえるために,立退料の提供が必要となります。

賃借人の騒音等の迷惑行為を理由に退去を求める場合には,証拠の確保や,是正を求めても是正しないことが重要となります。