弁護士のいない裁判のすすめかた
民事裁判において、原告・被告の言い分や権利関係が拮抗している場合ですが、片側には弁護士が付き、もう片側が自身で裁判を行うのは やはり不利なのでしょうか?
不利である場合、裁判の途中で弁護士に依頼すれば状況改善は可能ですか?
後、弁護士に依頼する事で主張内容が変更する事もあると思うのですが、途中で主張が変わる事は裁判で、印象悪くなる事はありませんか?
やはり不利なのでしょうか?
→不利というか、どうしても法的な論点や主張の整理について、弁護士の方が上手く整理して主張することが出来るという点はございます。
裁判の途中で弁護士に依頼すれば状況改善は可能ですか?
→状況次第ですが、改善が可能な場合もございます。
途中で主張が変わる事は裁判で、印象悪くなる事はありませんか?
→裁判所としては、弁護士を付けてもらった方がやりやすいことは間違いないので、印象が悪くなるということはないと思います。もちろん、主張が大きく変わることについては、主張が変わる理由を合理的に説明できないと不利にはなります。
もう片側が自身で裁判を行うのは やはり不利なのでしょうか?
裁判は、事実関係を証明した上で、法的に整理して、法律上の根拠が自分たちにあることを争うものなので、法律のルールを知らないで行うと不利になる可能性はあります。
不利である場合、裁判の途中で弁護士に依頼すれば状況改善は可能ですか?
これまでに不利な主張をしてしまっている場合は、弁護士に依頼しても
それを消すことはできないので、状況は改善できません。
逆に有利な事情や法的主張をしていない場合は弁護士が付くことにより
状況が改善する可能性はあります。
後、弁護士に依頼する事で主張内容が変更する事もあると思うのですが、途中で主張が変わる事は裁判で、印象悪くなる事はありませんか?
どういう点で主張を変えるのかにより、影響がない場合もありますし
影響がある場合もあります。
変更する点が重要な点だと、印象が悪くなるというよりは、裁判官に新しい主張を信用してもらえない可能性があります。