夫婦共有財産と家の権利についてご教授下さい。

私がこれまで調べた情報では、
『離婚の財産分与の際、婚姻後に築いた財産は夫婦共有財産と見なされ、家・家具・大物家電・ペット等も含め半分は妻のものとされるが、結婚している状態では夫名義で購入した家ならば妻には全く権利が無く、仮に今住んでいる家を夫が妻に無断で売却しても法的には問題ではない事になる』ということでした。
加えて、離婚の際の家の財産分与は、『家を売却して現金化して2分する』又は『家を引き継ぐ方が家の資産価値の半額を現金で相手方に支払う』の2択が一般的であるという情報も見ました。

レアケースではあると思いますが、
A: 離婚し財産分与したのちも同居する場合(離婚はしたが事実婚の状態を続ける場合)
B:一度離婚し財産分与したのち再婚する場合
はそれぞれ家の権利はどうなるのでしょうか?
つまり、2人とも今の家に住み続ける場合です。
やはり、どちらか一方のものであるという状態は変わらないのでしょうか?
法的に家の権利を共有で持つ手段はないのでしょうか?

前提の理解がおかしいですね。
夫名義で購入しても、共有財産に変わりはないですね。
分与の対象になります。
財産分与では、不動産の扱いが、一番問題になるところですね。

厳密に申し上げますと、これは私自身ではなく私の両親夫婦の為、主に母の為にお聞きするものです。
わかり難いお話しで恐縮なのですが…
父は「この家は僕のお金で買った僕の家であって君の家じゃない。君は僕の家に住まわせてもらっている立場だ」と言うことで自身の我儘を押し通そうとしてくる等、これまでの母の妻としての献身に対し、夫婦共有財産という考えがなくあまりに不誠実です。
それが昔から様々な家庭内トラブルの起源になっている様に思います。
父は母に対し理不尽な態度でありながら離婚はされたくないと考えていますが、母の方は離婚も視野に入れています。
両親共高齢ですので、私としては離婚は両親どちらにとってもかなり問題ある選択だと思っています。
母の尊厳を守り、母のストレスの軽減、夫婦共有財産に関する父の不誠実な考えに基づいた我儘に対する管理コントロールのしやすさを手に入れることで、夫婦生活を全うできる事を目指すべきと思います。
そのため結婚している状態でも家や財産は夫婦共有財産であり母に半分権利があるのだという法的書類(事実を証明する書類)を整えてあげられないかと考えました。
父は、若い時からの性格+老化で、もはや私や母からの『夫婦共有財産だと思うべきだ』という理論的説明は通じません。
しかしながら、法的に母に半分権利がある共有の財産だと明確化されても受け入れられない程分別を失ってはいないと思っています。
それを区民の専門相談で弁護士さんにご相談したところ、結婚している状態では妻には全く権利が無い、半分妻に権利があることを明確にしたいのであれば可能性がある選択肢は前述のAかBだと言われました。
そのお答えを持ち帰り考えましたが、上記のように私は家やお金に対して“共有”の権利があるという事に、母が今後父と夫婦生活を営んでいく上での心理的価値があると考えていたのであり、
AやBでは、総資産としては財産が母に半分分与されても、家の権利は結局法律上どちらか一方のものなのでは?と思い、そこを確認させて頂きたかった次第です。
内藤弁護士のお話からすると、法律上、『結婚している状態でも、婚姻後に築いた家やお金は夫婦共有財産であり、母(妻)にも権利がある』とされているということでしょうか?
それとも、やはりこういった意味では婚姻中は母には権利は無いのでしょうか?

婚姻中でも共有ですよ。
離婚のときに、これまで潜在していた共有持ち分が顕在化します。
心配のようでしたら、再度、弁護士相談をされるといいでしょう。
先の弁護士は、問題を誤解した可能性もあります。

そうでしたか…
区民の法律相談の弁護士さんにはそれなりに事情や目的をご説明したつもりでしたし、
「仮に、夫が妻に無断で今住んでいる家を売却しても法的には問題ではない事になる」とまで言われたので、
それは、専業主婦が決して珍しくない私の両親世代の女性にとって権利や尊厳を守るのにだいぶ弊害になる話だと思って困っておりました。
ご回答ありがとうございました。