冬の賞与を次年度夏に支払うという規程の適法性
2021年2月に転職しました。前職の冬の賞与は例年12月に出るのですが、2020年に社内規程が改定され、2020年の冬の賞与の大部分は2021年6月に支払われることとなりました。私は2月に転職したので冬の賞与の大部分を支給されなかったのですが、このような社内規程は適法なのでしょうか。
しほママ様
社内規程や労働契約を拝見しないと確定的な回答はできませんが、基本的には、賞与の支給日在籍要件が定まっている以上、当該規程に則って、会社がしほママ様に対して賞与を支給しないことは適法となります。
対象期間に労働をしているのに理不尽ではないかという考えもありえるところですが、賞与に関しては、過去の労働に対する報償としての意味あいに加え、将来の労働に対する意欲向上や在籍日までの就労の確保といった狙いも重要な要素であると考えられておりますので、賞与の支給日在籍要件を定めていても、基本的には適法であると判断されます。
どうしても納得できないということであれば、一度個別に弁護士に社内規程や労働契約を見せ、ご相談いただくことをお勧めいたします。
承知しました、ご回答頂き誠にありがとうございました。